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2012.05.15 Tuesday
コンプガチャ
「コンプガチャ」というのが違法だというので、問題になっている。
携帯ゲームの話だ。 携帯ゲームの会社は、自主的にやめるというような報道がされている。 ゲームは全くしないので、何のことかわからなかったが、土曜日の朝、NHKのニュースで特集をやっていて、だいたいのことはわかった。 要するに、球形の入れ物に入ったおもちゃが出てくるガチャガチャのコンピューター版ということだ。 レアなアイテムを手に入れるために、ゲーム内でガチャガチャをすると、1回300円とかいう仕組みになっているらしい。 それもうまくできていて、5つセットで揃えると、激レアなアイテムが手に入る仕組みで、4つまではわりと簡単に出てくるようになっているらしい。 4つまで揃えたら、もう後戻りできない。 なんとか5つめを手に入れようとコンプガチャをやってしまう。 その結果、携帯代が40万というようなことが起こる。 気の毒なのは、子供が勝手にやってしまって、請求をされた親だ。 これは昔のお菓子にカードが入っていたものと同じ、ということで違法ということになる。 カードの確率はお菓子の会社がコントロールできる。 同じように、コンプガチャもゲーム会社がレアな率を決めることができる。 過剰な射幸心を煽る、という事になる。 射幸心を煽るという意味では、携帯ゲームらしく、他のゲームユーザーとつながって、交換できたりするらしい。 要はそのアイテムを持っていると、優越感を持てるようになっている。 しかし、テレビを見ていると、いい大人が40万かかった、などと話している。 40万円である。 ただの携帯の画面に出てくる画像に40万円もかけた。 見た感じでは、月給は40万円もありそうにない若者だ。(失礼) 百歩いや、千歩譲って、子供がやってしまった、というのはまあ理解するとしよう(それでも40万円だが)。 でも、いい大人が40万円も携帯ゲームに使ってどうするのか。 40万円というと、1回300円のコンプガチャ1000回以上したことになる。 いい加減にやめようという経済感覚はないのか。 まだ、パチンコなら返ってくる可能性がある。 しかし、このコンプガチャには実質的には何もないのだ。 リアルな生活感が感じられない。 そんな気がする。 日本はそんな人間を増やしているのではないか。 そんな気がする。 |
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