考えたこと2

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メディアリテラシー
メディアリテラシーとは、「情報メディアを主体的に読み解いて必要な情報を引き出し、その真偽を見抜き、活用する能力のこと。」とWikipediaに書いてある。

要するに、テレビやラジオ、新聞などのメディアで流される情報をうのみにしないで、自分で考えて取捨選択できる能力ということだ。

ぼくは戦争前後の報道は知らないが、中国やソ連のニュースでこれを学んだ。

冷戦中は、世界は東西に分かれ、特に東の方は鉄のカーテンとか言われて、情報管制が敷かれていた。
実情がわからなかったが、中国やソ連は素晴らしい、という日本のメディアがあった。
そういう高校の先生もいた。

前にも書いたが、実際には素晴らしくなかったのだが、一部のメディアは素晴らしいと言っていたのだ。

毛沢東を礼賛する新聞があったり、ソ連の選挙は候補者が一人だけ立つというすばらしい選挙だという先生がいたり、、社会主義はすばらしいという知識人がいたり、今から考えるとワケのわからない状況だったと思う。
当時はメディアリテラシーという言葉もなく、全くそんなことも習わなかった。

情報メディアを批判的に見ることは、民主主義をやっていく上で不可欠だと思う。
そういう市民がいないと、民主主義は成り立たない。

日本のメディアは機能不全を起こしている。
ちょっと取材すれば分かることでも、お上の発表であればそのまま書く。
業界の人たちにとっては、そんなハズがないということでも、そのまま書く。
おまけに記者クラブというのがあって、主要な新聞はそこに入っており、そこにいると勝手に記事が回ってくる。
そこでろくな質問もしないのだろう。

今はインターネットがあるし、ツイッターもあるし、ブログもあるし、種々の意見をそこで見ることができる。
いい時代になったものだ。

だからこそ、メディアリテラシーの能力を上げ、自分が正しいと思える情報、事実を取捨選択しないといけない。

昭和40年代は、要らなかったメディアリテラシーだが、21世紀になって、余計に必要になった。

若い人は特に必要だろう。
これから生きていく上で、いかに正しい情報を見抜くかということは、死活問題になる。

情報があふれているからこそ、メディアリテラシーが必要になるのだ。



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