考えたこと2

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まちづくり
今年の大河ドラマは平清盛。

神戸はその舞台として、いろいろなイベントを考えているらしい。
NHKを見ていると、まちづくりの専門家とアナウンサーが話していた。

市役所の観光課とか、旅行会社が出てくるのかと思うと、大学の教授が出てきた。

まちづくりが専門の教授がいるのか、とビックリする。
関係している学会が、日本ホスピタリティマネジメント学会、日本観光研究学会というようなもの。
大学の所属は、サービス産業学部 観光学科らしい。

最近いろんな大学に観光とかまちづくりとかいう学部や学科が出来ている。
全国の271の大学で観光学が学べるらしい。
日本観光研究学会は会員数900人ほどだから、そんなものか。

大学は全部で750くらいあるから、約1/3の大学で学べることになる。

観光学とは、「文化交流やビジネスの側面を持つ観光の研究を通じて、観光業で必要とされる知識や技術を学ぶ」ということが、解説のページに書いてある。

こんな学問は昔はなかった。
学会ができて、学部や学科が出来れば学問分野ができる、ということならもう確立した分野だろう。
しかし、観光というのは、経済や経営、法律などと並ぶものにはなりえない。
あまりにも範囲が広すぎるからだ。
観光資源の種類を分析し、どうやってプロモートするか、何と組み合わせるか、アクセスはどうか、誰をあるいはどこをターゲットにするか、といったことを総合的に分析し、それで方針を決めて行かなければならないと思う。

その手法はマーケティングだと思うが、そう簡単にはいかない。

東京ディズニーランドが成功しているのは、バイトも含んだ従業員の教育が一因だという。
結局現場を知らなければ、わからない。

現場というのは細部である。
真実は細部に宿るのである。

それは学問の世界ではない。
実業の世界なのだ。

橋下市長ではないが、学者の出る幕ではない。


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