考えたこと2

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マルサスの人口論
父の言っていたことで、耳に残っているのが、マルサスの人口論。

特にその中で、「人口は等比級数的に増えるが、食料は等差級数的にしか増えない」ということ。
どういうわけか、このことを何度か聞いた。

なぜ、マルサスの人口論のことをそんなに覚えていたのだろうか。

著作としては、1800年のものであり、すごく古い。
この本はダーウィンが進化論を生み出すヒントを提供した本。
それにしても、1927年生まれの父がどうして1800年の本の内容を覚えていたのか。

調べてみると、マルサスの初版人口論が日本語訳で出たのは1948年。
それなら、父が戦後の学生生活を送っている時に、ちょうどこの本が出たということになる。
父は経済学部だったから、そこでテキストで使われたのかもしれない。

調べてみると、なんと青空文庫にあった。
もう著作権が切れているから、ボランティアの方がアップしてくれているのだ。
これはいつか読もう。

そんなワケで「人口は等比級数的に増えるが、食料は等差級数的にしか増えない」という言葉はまだ耳に残っている。

等比級数とは、掛け算で増えていくということだ。
それに対して、等差級数とは、足し算で増えていくということ。
どうしても、どこかの時点で、食料の増え方が人口に追いつかない、ということになる。
したがって、食料が増えなくなったら、人口は抑制されるということ…だと思う。

このリクツ、よくできていると思う。

だから得意げに、等比級数、等差級数という言葉を使っていたのかもしれない。

おかげで、ぼくはこの2つの言葉を学校で習うよりも早く覚えた。



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