考えたこと2

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徒弟制度
焼肉屋で子供と話をしていたら、徒弟制度という言葉を二人とも知らないということがわかった。

たしかに、平成の言葉ではないかもしれない。
むかしは、徒弟制度でものを教えていた、という話。
昭和というより、明治以前かもしれない。
それでも、徒弟制度という言葉がどこかで聞けたのが、昭和の時代。

平成になると、もう徒弟制度という言葉自体がなくなりつつある。
言葉がなくなるということは、その制度がなくなるということだ。

そういう濃密な人間関係が苦手な人が増えているのかもしれない。

工場の現場でも、匠の技というのがコンピューターを使った工作に変わろうとしている。
工作機械の精度が上がり、ある程度まではできるようになってきた。
しかし、とぎすまされた人間の感覚には勝てない。
日本が世界で初めてクオーツの腕時計を作れたのも、組み込みの職人の技術があったからだという。

スポーツの世界でも、徒弟制度がなくなりつつある。
徒弟制度とは、ある種、義理人情の世界だが、それが契約に変わり、フリーエージェントなどの制度が生まれた。

おそらく、いろんなところで、徒弟制度がなくなっているのだろう。
もちろん、なくなることのよい面もあるが、悪い面もある。

一番悪いのは、年寄りは徒弟制度だと思っていても、若い人はそうではない、と思っている場合。
徒弟制度は信頼関係に基づいているが、それが一方的になっている。

全てを説明することが求められる関係。

これは難しい。

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