考えたこと2

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風の吹き回し
よくドラマの中で使われる言葉。
「どういう風の吹き回し?」

Geminiに聞くと「そのときどきで変わる風の吹きぐあいの意から転じてできた慣用句」という返事。
まあ、そのままの意味だ。
転じて、「なんでそうなったのか?」ということになる。

外国人に通じやすいか?という質問には、

「風の吹き回し」という慣用句は、文字通りの意味(風向きや風の勢い)から派生して「(人の)機嫌や心変わり、都合次第で状況が変わること」という意味で使われるため、そのままの言葉では外国人には通じにくい可能性が高いです。

という回答だった。

最近、日本語がまだまだの留学生と話すことも多いが、本当にこういうのが難しい。
きっと日本人なら聞いたら何となく意味がわかるのだろうが、こういうニュアンスが外国人にはわからない。

日本語はきっと同音異義語が多いのだと思う。
この場合の風かそれとも風邪かというところで引っかかったりする。
日本人なら吹くから風だろうと思うのだが、単純に「吹く」と言わずに「吹き回す」になっている。
さらに、その「吹き回す」を名詞化して「吹き回し」という言葉に変えている。

おまけに、漢字を知っていれば、「ふき」が「吹き」だと想像できるが、非漢字圏の外国人だと「ふき」がなんの「ふき」なのかわかりくいということもある。

日本人はそういうことは当たり前にわかると勘違いしている。
本当に日本語は難しいのだ。

こないだ留学生に年齢の話をしているときに、二十五六(にじゅうごろく)と言ったら、首をかしげられた。
にじゅうごろく、というのは25か26のことだというと、そうなんですかと言っていた。

たしかに、年齢を言うときにはそういう言い方をする。
ひどいのは、だいたい40歳というときに40でこぼこなどというのもある。

おそらく、日本語初心者の頭の中には「?」がいっぱいになっているのだろう。

昨日書いた、日本語が流暢に話せる「やなっち」というオーストリア人のYoutuberがいるが、その動画のなかで、六が数えるときに「むっつ」になるのが不思議と言っていた。
「ろく」のかけらもない、という表現。

一日が「ついたち」とか、ウサギは羽がないのに1羽とか、いろんな謎がある。

やっぱり日本語は難しい。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 12:45 | comments(0) | trackbacks(0) |