考えたこと2

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SunoAI Ver5
誰でも歌が作れるAI。
前にも書いたが、SunoAIというのが無料版でもそこそこの(というか、音質などを気にしなければ十分な)、クオリティの歌を作ることができる。

いくつか機能紹介の動画を見たが、なるほどすごい。
音楽生成AIにはいくつかあるが、それについて語っている業界人の動画もある。

それによると、まずBGMの作曲の仕事はなくなるとのこと。
作曲家に依頼せず、スタジオも借りず、文章でこういうBGMを作ってくれ、というとすぐにできる。
最新バージョンの有料版なら、音質もいいし、そのまま使えそうだ。
こんな雰囲気の曲、とプロンプトを書けば、それなりの曲を作ってくれる。
雰囲気が気に入らなければ、プロンプトを変えてもう一度作ればいい。
パソコンの前に座って、指示を出すだけで終わり。
ということは、そういうミュージシャンの仕事も減るだろう。

動画ではいくつかの曲をその場で作っていたが、どれも音楽になっている。
英語ベースなので、英語で指示を出さないといけなかったり、漢字は読み方が難しいので「漢字無しで」という指示をChatGPTで作ればいい。

ジャンルも指定できるし、最新バージョンでは自分の作った曲のカバーもできるようになった。
ボーカルの性別も指定できる。

たしかに、海外の人が作った80年代のJ-Popというのを、ギターの練習用にYoutubeでよく流すのだが、最近音が良くなったし、ボーカルのリアリティも上がった。
いろんなノウハウを身につけてきたという感じ。

生成AIだから、具体的にどんな曲かはできるまでわからないが、どれもそれなりのものになる。

ぼくのギターの先生も一度使って、歌モノを作っていたが、さすがに「できたから、どうやねん」ということで、ギターを弾くほうが楽しいということになったとのこと。

ぼくと同い年だから、もうそんなに野心はない(と思う)。
でも、若いクリエイターは大変だろう。
ライバルは一日に百曲でも、苦も無く作る。
そんなやつと戦うのだから大変だ。

現実的には、AIの助けを借りて曲を作ることになるのだろう。
でも、一部の仕事はクライアントができるようになるので、なくなるだろう。

実際、作曲家が使って、感心している。
聞きながら「おお、すごい」とか「かっこいい」と言っている。
やっぱり、作曲や作詞も過去の記憶の積み上げなのだろう。
だから、膨大なデーターを学習させれば、生成できるのだろう。
実際にどんな仕組みで作っているのかはわからないが…。

おまけに、歌声を分離して、別のAIで歌っているところの口の動きを合わせて、動画を作ることもできる。
全くのバーチャルで、バンドメンバーが歌っているMVも作ることができる。
楽器の演奏をしているところまで、本物のように作れる。

こういうことが、至るところで起こっている。
AIを使って、3時間かかっていた仕事が5分でできるようになったとかいうニュースもあるし、Youtubeの動画でAIの活用を教えてい人がたくさんいるが、そういうのを見ると、本当に省人化、効率化に役立つことがわかる。

仕事が減った分をどう使うか、ということだが、普通は人を減らすことだろう。

SunoAIの事例は音楽ビジネスだが、すべてのビジネスでこの状況なのだ。

人の仕事について、考えないといけない。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:52 | comments(0) | trackbacks(0) |