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2025.03.26 Wednesday
運転手不足
日本のエッセンシャルワーカーが、どんどん外国人になってきている。
技能実習生の制度に始まって、その「特定技能」の適用範囲が拡大して、ついにトラックの運転手まで来た。 2024年問題と言っていた、運転手の残業規制で不足しているからだ。 他の先進国でも同じような状態なのだろう。 国が豊かになると、少子化が起こり、エッセンシャルワーカーが足りなくなる。 すでにサカイ引越センターがインドネシアの人材送り出し機関と連携して、今年の8月から採用するらしい。 欧州の一部の国では、移民の問題が起こって、揺り返しの運動が出てきている。 その轍を踏まないように、よく考えるべきだと思う。 日経によると、 「特定技能は人手不足分野に限り、一定の専門性を持つ外国人労働者を受け入れる制度だ。介護などの分野で先行し、自動車運送業は24年3月に加わった。自動車運送業全体で24〜28年度に最大2万4500人の外国人労働者の受け入れが想定されている。」 ということだ。 宅配の会社は、荷物を個人宅に届けるという性質上、日本語の問題があるので計画していないという。 ということは、日本語の問題があるということだ。 中距離便なら、倉庫から倉庫になるから、外国人でもいい、と短絡的に決めてもいいのだろうか。 日本のマスコミは、欧州で起こっている移民の問題を報道しない。 10年ほど前にロンドンに行ったとき、ガイドの日本人のおばさんが、ロンドンは移民が増えて昔の良さがなくなり、治安も悪くなったと言っていた。 10年前でそうだったのだ。 日本の政治家はそういう懸念はないのだろうか。 あっても、業界団体の方が強いのだろうか。 エッセシャルワーカーはAIに代替えされにくい仕事だ。 足りなくなれば、給料を上げるのが経済の法則。 それをしないで充足しようとするから、足りなくなる。 ホワイトカラーの仕事はAIの活用で減るのだろう。 だから、エッセンシャルワーカーの仕事は、給料を上げて、日本人が来るようにするべきなのだと思う。 こんな考えは間違っているのだろうか…。 |
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