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小学生の英語嫌い
日本の子どもたちの英語力を上げるために、小学校から英語をやることを文科省が決めた。
現場の先生の教育など何もせず、例によって現場に投げたらそれでOKという考えなのだろう。

案の定、今の学習指導要領がスタートしてから、英語嫌いの小中学生が増えているとのこと。
小学校で英語嫌いを作っている、ということだ。

2020年から、小学校5,6年生の英語は週2コマの正式科目になっている。
それまでは「聴く・話す」だったものが「読む・書く」も追加された。

ぼくは今留学生の日本語の教え方について調べているが、ある言語を「聴く、話す」と「読む、書く」は大きく違う。
自分の母語を覚えたときには、最初の数年間は聴く、話すだけだ。
まずは耳から言語の構造を覚えるのだ。

人類の歴史から言っても、文字を作り読む、書くことができるようになった歴史は浅い。
小学校で英語を読んだり、書いたりするのはかなりハードルが高いだろう。

さらに、AIが進歩して、今や同時通訳に近いことまでできる。
Google翻訳は、並の人間を遥かに超えていると思う。
そんな時代に、小学生が英語を読んだり書いたりすることは必要なのだろうか。

今の小学校では、進出単語を600〜700語で、以前は中学2年で習っていた内容を下ろしているという。
英語嫌いが増えて当たり前だ。

小学生なら、どう考えても大事なのは日本語だ。
日本語は英語よりも遥かに読み書きが難しい。
その証拠に、聴く、話すがわりとまともにできる留学生でも、本当に読み書きはできない。
ひらがな、かたかな、漢字の3種類。漢語、和語、外来語の3つの由来の言葉があって、漢字の読み方は数種類、日本語文法は理屈にならず、用例集といった具合だ。
もっと日本語をちゃんと教えるべきだと思う。

日本語は、日本語ネィティブにとって、考える言葉だ。
算数の文章題も文字を読むことから始まる。
そこがわからないと、何もかもわからない。

今の小学校の英語は一刻も早く止めて、もっと日本語をやるべきだ。

文科省や教育学者は日本を潰す気か。



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