考えたこと2

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流行歌
中学1年生の女子にギターを教えているのだが、今どきの中1女子はほとんどテレビを見ないらしい。
音楽はどこで知るかと聞くと、ゲームやTiktokとのこと。

教えてもらったゲームはプロセカというもの。
アプリをインストールして、少しやってみた。

正式名称はプロジェクトセカイ。
初音ミクという有名なボーカロイドがいる世界が舞台。
そこで少女たちがバンドを組んで歌うというのが、どうも本筋のストーリーのようだ。

そのストーリーを進めようと思うと、音ゲーで得点を稼がないといけない。
音ゲーというのは、音楽ゲームのこと。
ボーカロイドが歌う音楽に合わせて、画面で流れてくるブロックをタッチやフリックするというもの。
途中で入院したので、そこで止まっているが、なんとなくわかった。
こういうゲームでボカロの曲を覚えるという。

プロセカのホームページを見ると、楽曲の募集やコンテストをやっている。
こういうところに、ボカロP(ボカロピー:ボーカロイドを使って曲を打ち込みで作る人)が応募しているのだろう。
曲の募集要項を見ていると、「青春の曲」というようなテーマに混じって「チルい曲」というものもある。
「チルい」というのは「語源は英語のスラング「Chill out」で、「まったりする」という表現が近い」とのこと。
ぼくらには意味も想像できない新語だ。
こんな風にボカロ曲がどんどん出来てきて、ゲームが成り立っている。

小中学生がボカロの音楽にハマるというのは、こういうことなのかと思う。

もう一方のTiktokは中国発の動画サービス。
世界中で流行っている。
基本はショート動画なので、1曲通して流すことはできない。
こちらはボーカロイドではなく、実際のアーティストの音楽のようだが、動画が短いのでサビだけを流すことが多い。
そのせいで、曲名は知らないがサビの歌だけは知っている、ということだ。

だから、次は何の曲がやりたい?と聞いても曲名が出てこない。

今の中高生がアコギをやりたいというきっかけは、あいみょんあたりだと思う。
彼女の影響は結構大きい。
ぼくらの時代の吉田拓郎や井上陽水みたいの存在。

最初は「マリーゴールド」あたりから入る。
でも、そこから先は難しい。

結局YOASOBIの「夜に駆ける」に行ったり、ヨルシカの「ただ君に晴れ」に行ったり、あいみょんに戻ったりする。

そういう状態だから、きっと「流行歌」という言葉は死語だろう。
どんどん世の中の共通価値が失われていく。

YOASOBIの「アイドル」など、若い有能なミュージシャンが、最初から世界を狙って作っている。

でも、高齢化が進む日本で「アイドル」を知っている人がどれだけいるだろうか。
昔は流行歌というと、誰もが歌いやすい歌という感じだった。
「アイドル」を歌える人はほとんどいないだろう。

「流行歌」が死語になって、テレビの歌番組も激減し、BSでやっているのは昭和の時代のアーティストばかり。

これからどうなっていくんだろう。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:39 | comments(0) | trackbacks(0) |