考えたこと2

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エンジムシ
CSIはアメリカのドラマシリーズだ。
Crime Scene Investigationのことで、日本で言う鑑識だ。
ベガス、ニューヨーク、マイアミという3つのシリーズがあった。

民間の陪審員に、科学捜査の知識をつけるために役立ったと言われている。
DNA分析や弾道検査、顔認証、繊維や昆虫、土壌などのデーターベースや検査など、当時の最新の科学捜査の手法を盛り込んだものだった。

最初のCSIはラスベガスが舞台で、2000年から2015年までやっていた。
ぼくは3つのシリーズとCSIサイバー(これは新しくサイバー犯罪が加わったもの)をだいたい見た。
各々特徴があって、面白かった。

そのラスベガスの新シリーズがWOWOWで始まっている。
古いメンバーが捜査をするために戻ってくるという設定。

今日のエピソードに出てきたのはエンジムシ。
ゴッホの時代の絵画の贋作に関する話だ。

絵の具の色は自然のものから作られるのだが、エンジムシと聞いてなかなか色の臙脂(エンジ)と繋がらなかった。
ネットで見ると、絵の具は岩石や植物から作ったりするのだが、昆虫も使われている。

臙脂色の虫を踏んで靴の裏に付いていたというのが証拠の一つになった。
それは、中南米のサボテンにつくエンジムシというのだが、それから絵の具の臙脂色ができている。
エンジムシをすりつぶして、絵の具を作る場面が出てきた。
ゴッホの絵にそんなものが絡んでいるとはビックリ。

今まで絵の具は何気なく見ていたが、そんなふうに材料のことまで考えると興味深い。

学校で使った12色の絵の具など、そんなに希少な材料は使われていないだろうが、珍しい虫を使った絵の具などきっと高いのだろうと思う。

コンピューターグラフィックスなら、ディスプレイに16万色を表すことができるらしい。
でも、それをアナログで描くためには、大変な努力がいるのだろう。

臙脂色を表すために、エンジムシを使う。

そういう努力の上にゴッホの絵が描かれている。




| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:55 | comments(0) | trackbacks(0) |