考えたこと2

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友人と幸福
作家のエリック・バーカー氏は「人間の幸福度が最も高いのは、友達と過ごす時間だという研究結果がある。たとえば、職場に親しい友人が3人いれば、人生に幸せを感じる可能性が96%高くなる」という。
「残酷すぎる人間法則 9割まちがえる「対人関係のウソ」を科学する」という本のレビューに書いてあった。

相談していて、学生に「親友は何人いる?」と聞くことがある。
親友の定義は「誰かの悪口をどんなに言っても、絶対にその人には伝わらない」と思えること。
だいたい、5人までの人数だ。

友達は多いという学生でも、少ないという学生でも、親友の数はあまり違わない。
アメリカ人は平均4人と親しく、そのうち2人が親友だという。

ダニエル・カーネマンは行動経済学でノーベル賞を取った人だが、元は心理学者だ。
その彼が、人々のその時どきの幸福度を調査すると、友だちと過ごしているときが最も高いことを発見したとのこと。
職場に親友が3人いたら、人生に幸せを感じる可能性が96%高くなるという。
仕事を満足するだけでなく、人生の満足するということになるからだ。

なんとなく頷ける結果だと思う。

逆の調査結果では、友だちがいなくて孤独感を感じることによる健康への悪影響は、1日15本のタバコに匹敵するという。
独居老人が認知症になっていくのは、孤独だからだろう。
やはり、社会的なつながりは大切なのだと思う。

この記事ではデール・カーネギーの「人を動かす」にも触れている。
この本は実家の本棚にもあった。
今でも毎年25万部売れているとのこと。

そのカーネギーが「人を動かす」ために勧めているのは「人の話を聞くこと、相手に興味を持つこと、相手の立場に立って話すこと、心から褒めること、相手との類似性を探すこと、衝突を避けること」など。

これは研究が進んだ今でも、いろんな実験で検証され、ほとんど正しいらしい。
こういう実験をするのが、アメリカ的だ。

ただ、「相手の立場に立って見ること」ということについては、効果がないだけでなく相手との関係も悪くしてしまうらしい。
よく自己PRで「相手の立場に立って考えることができる」と書いたりするが、これはビジネスでは正しいが、友だち関係ではいいとは言えないのか。

それでは、友だちを作るにはどうしたらいいか。
それは、この記事にも書かれているが、尊敬する若新雄純も言っていたことだが、「時間を割いて一緒に過ごす」ことだという。
それは100%そうだと思う。

親友のもう一つの定義は「自分のために喜んで時間を作ってくれる友だち」ということだ。
この記事にも、友達になるには100時間、親友になるには200時間以上かかる、と書いてある。

そういう時間を経て親友はできるもの。
だからこそ、貴重であり、幸福の源泉なのだろう。

年をとって、だんだん幸せでなくなるのは、そういう人を失っていくという側面もある。

人生の終わりは難しい。





| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:27 | comments(0) | trackbacks(0) |
告別式
今日は朝から母の告別式。
10時30分に開式で、11時30分に出棺。
初七日の法要も一緒にやってしまう。

母の妹のおばさんとその息子、従兄弟のおじさんも参加してくれて、昨日より増えた。
考えてみれば、実家からサ高住に移ってちょっと幻覚が見えはじめ、さらにホームに移って認知症になるところまで、ずっと見てきた。
どういう経緯でどうなるか、だいたいわかったと思う。
そういうことを教えてくれたのは、本当にこれから先役に立つ。
それが親のつとめということなのだ。

最後の花束を孫3人で棺桶の上に置いた。
これで永のお別れだ。

斎場に行って、火葬にして、帰って昼ごはん。
親族だけで和気あいあいと食べる。
こういう時を過ごせるのも、母のおかげだろう。

小さな骨壷に骨を詰めて、終了。
2時すぎに斎場で解散して帰った。

その後、葬儀屋さんが家に来て、四十九日までの道具をセットしてくれた。

本当に今までお疲れさまでした。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 01:18 | comments(0) | trackbacks(0) |