考えたこと2

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中国製化粧品
中国製の化粧品がだんだんとシェアを伸ばしているという記事を見た。
今まで化粧品といえば海外の有名ブランドを思い出していた。
以前、海外出張のお土産でドコソコのファンデーションなど、お願いされたりしたが、たいがいフランス製とかだった。
白人の女性には合うのだろうが、彫りが深い外国人の顔と日本人の顔とはだいぶ違う。
だから、最適な化粧品も変わるんだろう。
いつまでも欧米の真似をしていてはいけない。

そういう意味では、中国製の化粧品がだんだんとシェアを伸ばしてきているのかもしれない。
日本よりも、中国の方が欧米に対する思い入れは小さいような気がする。
ぼくらは小さい頃欧米のドラマを見て、大きな冷蔵庫や、芝生の庭、馬鹿でかい牛乳瓶などの存在を知り、ああすごいなあ、と思ってきた。
でも、今の中国の若い人たちは、そんなものは見ていないのではないか。

中国の都市部に住んでいた人に聞くと、自国製品の品質が当てにならないから、外国製品を使うという以外に積極的な憧れなどは、ぼくらの時代に比べて少ないように思う。
まあそれは都市部の若い人については、どんどん日中の差が小さくなってきたということだろう。
いずれも、団塊の世代以降が持っていた欧米への憧れとはだいぶ違うのだ。

ぼくらは「戦争を知らない子供たち」と言われたが、少なくとも戦争を知っている先生から習っている。
でも、今は日中とも「「戦争を知らない子供たち」を知らない子どもたち」」だから、もうそんなに戦争の思いをひきずっていない。
良くも悪くもだが…。

というわけで、化粧品のユーザーの意識が変わったことがシェアを伸ばしている原因ではないかと思う。
昔ほど、欧州の化粧品を神格化しない。
あくまで、自分にあったものを選ぶんだろう。
ブランド信仰が薄れているのだ。

モデルは中国人女性。
華やかな色使いらしい。
口コミサイトでは、もう中国メイクの特集をやっているらしい。
早い人は、中国のインフルエンサーの化粧方法をまねして解説しているとのこと。
中国風のメークを「チャイボーグ」というような造語もできている。

家電と同じく、中国製がそのうち日本にもどんどん入ってくるんだろう。
同じアジア人であり、顔つきも似ているから、必然とはいえる。

そうなると、日本の化粧品会社も、日本人らしいキレイさを追求し始めるのかもしれない。

これもアジアの復権か。



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