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2019.01.02 Wednesday
ミニ四駆
年末に工具箱を整理した。
ミニ四駆が流行った頃、子供と一緒に買ったものだ。 中にはギアやワッシャ、スペアタイヤ、ホイール、その他のパーツやシール、マスキングテープ、ダンパーオイル、ドリル、プラモ用ののこぎりなどが入っていた。 懐かしい。 うちの長男が小学生の頃がブームだった。 いろんなところで、イベントもあった。 神戸市の北区あたりまで、子供を連れて行ったこともあった。 あのブームはアニメの影響もあったが、昔プラモデルに熱中した世代が、ちょうど親になっていたのも大きかったと思う。 ぼくが小学校の頃、学校の前に文房具屋兼プラモ屋があった。 ちょっと離れたところには、プラモ専門店がいくつかあった。 今では考えられないが、プラモデルだけを売って食っていけた時代だったということだ。 ショーウィンドウには、店主が作ったプラモデルがディスプレイされていた。 主には戦闘機や戦車が多かったと思う。 ユンカースやムスタング、紫電改というような第二次大戦中の戦闘機の名前は、そのディスプレイで覚えた。 あれは、1965年くらいだったか。 第二次大戦が終わって20年。そういうおもちゃも、普通に作っていたという時代だ。 もちろん、ディスプレイされているプラモデルは単に組み立てただけではない。 非常に凝った色付けをされていた。 そこが店主の見せ所だったのだろう。 それらが廃れるのと同時に、マンガやアニメのプラモデルに切り替わっていった。 鉄人28号もあったし、サンダーバードもあった。 小遣いをもらうと、それらを買いに走ったものだ。 そういう世代が親になった頃、ミニ4駆は出てきた。 部品はすべてはめ込み式。 金型が精度良く作れるようになって、セメダインを使わずに組み立てられる。 あれは衝撃的だった。 早く走らせるために、モーターをならし運転したり、バンパーの横についているローラーの角度をつけたり、衝撃で変形しないファイバー製を使ったりしていた。 子供というより、大人の遊びだったと思う。 その世代がおじいちゃんになりはじめる頃、2012年あたりから3回目のブームが盛り上がっているという。 ジャパンカップも階級別に実施されている由。 そのミニ四駆の工具箱。 ずっと戸棚の中に眠っていたが、もう断捨離することにした。 工具類は残して、昔のパーツ関係を捨てた。 もう1台、今のミニ四駆を作ってみようかなと思うが…。 |
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