考えたこと2

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役所のIT化
さいたま市で、富士通がAIを使って、保育所の入所選考を効率化するソフトをテストした。
それによって、10日以上かかることもあった複雑な入所選考を、数秒で終わらせたということだ。

記事によると、すでに30以上の自治体で検証実験を行っており、いくつかの市に導入される予定。
まことに結構な話だと思う。

でも、こんな事例はきっとゴロゴロあるんだと思う。
前にも書いたが、90年代から2000年代にかけて、民間企業がIT化を進めた時代に、公務員はほとんど減っていない。

もともと10日もかかっている事自体が、おかしいのだ。
これから働く人が減るというのに、公的部門の仕事が非効率過ぎる。

民間企業を定年した友人が、再雇用で役所で働いているが、役所の人たちのPCリテラシーの低さ、データー共有などの意識の低さなど、呆れるものがあるという。
いたるところにローカルルールがあり、統合されていない。
同じ仕事をしているところが、そこに働く人のいいように運営されていて、やり方が違う。

あるところでは台帳を作っている仕事が、あるところではエクセルに入っている。
エクセルで送れば済むデーターを、なぜかPDFにして送ったりする。
同じ外郭団体で、全く同じ仕事なのだが、やり方はバラバラ。

友人は、実際にその姿を見て、いくら言っても無理だ、という。
何度かトライはしたという。
あの職場は、そこで働いたら「効率化」などという言葉は思いつかなくなるらしい。

その上、65歳まで定年を延長することになった。
ただでさえ非効率な働き方を身体で覚えた人が、居座ることになる。
役職をどうするとか、待遇をどうするとか、そんなことは勝手に決めてくれたらいい。
しかし、仕事をスリム化をしないといけない。

役所こそ、本気で職場の改革をやらないといけないのだ。

そうしないと、日本の生産性は上がらない。


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