考えたこと2

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Rolleiflex
Rolleiというと、ドイツのカメラメーカー。
インターネットのファンディング(資金を募るサイト)で、そのRolleiflexのインスタントカメラが出ている。
昔懐かしい二眼レフだ。

小学校1年のときに亡くなった祖父が持っていた。
祖父が使わなくなって、たぶん誰も使わなかったのだと思う。
祖母の家においてあった。
茶色のケースに入っていて、年代物の風格があった。

小学校の頃に、その二眼レフをいじって遊んだ。
メーカーがRolleiだったかどうかは定かではない。
普通のカメラと違って、上部のフタを開けるとすりガラスのスクリーンがあって、それがファインダーだ。
フタを開けると、景色が映る、ということが面白くて、写真を撮るわけではなく、見て遊んだ。
すりガラスに写った風景は、なんとなくそのまま写真のような気がした。
四角形に景色を切り取る、という感じ。

記事にもあるが、二眼レフは必然的にカメラの位置が低くなる。
上から覗くからだ。
だから、普通のカメラで撮る写真とアングルが変わる。

絞りを回すと、画面は暗くなったり、明るくなったりする。
ピントをずらすと、ピントが合う位置が変わる。
このRolleiflexは昔ながらの機構。

では、何が新しいかというと、インスタントカメラで専用のカートリッジを入れると、シャッターを切ったら自動で写真が出てくるのだ。
撮った写真がその場で共有できる、というのがミソ。
MINTという香港のインスタントカメラの会社がRolleiと手を組んで作ったらしい。

日本では、インスタントカメラであるチェキが売れている。
デジタル化で写真の面白さがわかり、それが紙に回帰している。
やっぱりパソコンやスマホで見る写真と、紙の写真は違う。
音楽でいうと、LPレコードのような良さがあるのだろう。

二眼レフのRolleiflexはそこそこの値段。
クラウドファンディングで100万円を目標に集めていたが、48人が賛同し、300万ほどを集めている。
MINTの日本の代理店がお金を集めている。

48人は少ないが、二眼レフを知っている世代はもう残り少ないだろう。
その人達がインターネットのファンディングというところと、どれくらい接点があるかは難しい。
だから、48人というのは、そんなものかもしれない。
希少価値が出るから、あとでオークションに出そうと思っている人もいるかもしれないが…。

懐かしい箱型の二眼レフ。
「その場の空気を切り取る」と書いてあるが、まさにそんな感じだったなあ。

もうちょっと安かったら買うのだが…。

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