考えたこと2

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GAFMA
グーグル、アマゾン、フェイスブック、マイクロソフト、アップルの頭文字をとって、GAFMA。
ガフマというらしい。
マイクロソフトを抜いて、GAFAという場合もある。
要は、アメリカのITの巨人だ。

アメリカの企業だが、ある意味ではいろんな国で情報インフラを掴んでいる。
EUでは独禁法がらみでグーグルに目をつけており、すでに制裁金を課した。
しかし、グーグルに代わる検索サービスができる会社はないのではないか。

日本ではヤフーがまだ強い。
でも、ヤフーの検索エンジンはグーグルだ。
検索料金を取り始めたら、使わなくなると思うが、やっぱり不便になる。
インターネットが秩序を保てているのは、ゴミのような情報をグーグルが無視して、有用な情報を見つけることができる仕組みを作ったからだと思う。
そうでなければ、これほどインターネットは普及しなかっただろう。

また、それらが無料だというところがミソ。
それを引き換えに、ぼくらは個人の嗜好をグーグルに教え、それが広告に反映される。
見事なビジネスモデル。
それなりに投資して、ぼくらが検索してもすぐに答えが出るようにしてくれている。
その苦労は相当なものだと思う。
全世界で何億人というユーザーが検索をしても、すぐに答が出るようにするには、大変な努力が必要だろう。

グーグルだけでなく、冒頭の5社ガフマは今や世界規模で力を持っている。
力の源泉はお金。
競争相手を早めに買収して潰してしまう、というくらいの資金力らしい。
そういえば、グーグルはYoutubeを買収したし、フェイスブックはインスタグラムを買収した。
自らを脅かす存在は、買ってしまうということだ。

"Winner takes all."という言葉がある。
勝者がすべてを得る、ということで、インターネットの世界では、一人勝ちした会社がすべてを得るような構造になるという。
インターネット時代が、国境や地域を超えた存在だから、そうなりやすいのだと思う。
日本の検索エンジンもある時期まで頑張っていたが、グーグルに負けてしまった。
一太郎というワープロソフトも頑張っていたが、やはりマイクロソフト・ワードには勝てなかった。
そのワードもクラウドのグーグルドキュメントに追われている。

中国は体制の違いもあって、グーグルの代わりのバイドゥだとか、アマゾンの代わりのアリババだとか、アップルの代わりのファーウェイとか、中国独自のものを育てている。
日本はこの分野は弱い。
そのうち、アメリカにつくか、中国につくかを選択しないといけなくなるかもしれない。

ぼくはもうこの際、アメリカと心中するしかないと思うのだが…。

しかし、トランプみたいな人がGAMFAから出てきたら、困るだろうなあ。
最近、グーグルの行動規範の一つだった「邪悪になるな」という言葉が、削除されたらしい。

何となく不安になるが、どうにも手の打ちようがない。

| | 考えたこと | 23:17 | comments(0) | trackbacks(0) |