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2018.08.13 Monday
ドリーム
2016年の映画。冷戦中の宇宙開発の話だ。
アメリカとソ連は争って宇宙に進出していた。 ソ連が犬に続いて、ガガーリンを宇宙に行かせた。 アメリカは遅れを取ったのだ。 そのあたりが、この物語の背景。 舞台はNASA。そして、数学の学位を持った黒人の3人の女性。 彼女らが主人公。 まだ黒人差別があり、NASAのトイレも白人と黒人に分かれていた。 宇宙飛行士の出迎えも、黒人、白人別々に立っている。 白人が主体の計算室にただ一人配属された女性は、トイレに行くために走って別の建物まで行かないといけない。 公立の図書館も白人専用だったりする。 NASAの所長が、黒人女性がトイレに行くのになぜ40分もかかるのか?と聞いて、「非白人用のトイレに行くのに走っていっている」からだと答える。 さすがに所長はエライ。 すぐに「白人用トイレ」と書いてある表示版をバールで叩き壊す。 もう一人の女性は、NASAのエンジニアになるために、白人の高校で単位を取らないといけない。 判事を説得して、夜間の講座に出席を許される。 ちょうどIBMのコンピューターが作られた時代。 FORTLANが夢の言語だと言われていた。 3人目の女性は、図書館で借りたFORTLANの本を読んで、コンピューターを動かしてみせた。 計算機を使っていた黒人のグループを連れて、プログラミングの部署を作った。 アメリカの宇宙開発の歴史の中に、そういう3人の黒人リケジョがいた。 実話に基づいたお話。 NASAは一人の女性の功績を称えて、施設に名を冠しているとのこと。 実話に基づいたストーリーというところが泣かせる。 ぼくは、いい映画だったと思う。 |
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