![]() |
2018.08.16 Thursday
Rolleiflex
Rolleiというと、ドイツのカメラメーカー。
インターネットのファンディング(資金を募るサイト)で、そのRolleiflexのインスタントカメラが出ている。 昔懐かしい二眼レフだ。 小学校1年のときに亡くなった祖父が持っていた。 祖父が使わなくなって、たぶん誰も使わなかったのだと思う。 祖母の家においてあった。 茶色のケースに入っていて、年代物の風格があった。 小学校の頃に、その二眼レフをいじって遊んだ。 メーカーがRolleiだったかどうかは定かではない。 普通のカメラと違って、上部のフタを開けるとすりガラスのスクリーンがあって、それがファインダーだ。 フタを開けると、景色が映る、ということが面白くて、写真を撮るわけではなく、見て遊んだ。 すりガラスに写った風景は、なんとなくそのまま写真のような気がした。 四角形に景色を切り取る、という感じ。 記事にもあるが、二眼レフは必然的にカメラの位置が低くなる。 上から覗くからだ。 だから、普通のカメラで撮る写真とアングルが変わる。 絞りを回すと、画面は暗くなったり、明るくなったりする。 ピントをずらすと、ピントが合う位置が変わる。 このRolleiflexは昔ながらの機構。 では、何が新しいかというと、インスタントカメラで専用のカートリッジを入れると、シャッターを切ったら自動で写真が出てくるのだ。 撮った写真がその場で共有できる、というのがミソ。 MINTという香港のインスタントカメラの会社がRolleiと手を組んで作ったらしい。 日本では、インスタントカメラであるチェキが売れている。 デジタル化で写真の面白さがわかり、それが紙に回帰している。 やっぱりパソコンやスマホで見る写真と、紙の写真は違う。 音楽でいうと、LPレコードのような良さがあるのだろう。 二眼レフのRolleiflexはそこそこの値段。 クラウドファンディングで100万円を目標に集めていたが、48人が賛同し、300万ほどを集めている。 MINTの日本の代理店がお金を集めている。 48人は少ないが、二眼レフを知っている世代はもう残り少ないだろう。 その人達がインターネットのファンディングというところと、どれくらい接点があるかは難しい。 だから、48人というのは、そんなものかもしれない。 希少価値が出るから、あとでオークションに出そうと思っている人もいるかもしれないが…。 懐かしい箱型の二眼レフ。 「その場の空気を切り取る」と書いてあるが、まさにそんな感じだったなあ。 もうちょっと安かったら買うのだが…。 |
![]() |