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2017.02.27 Monday
チューニングは奥が深い
ジェームズ・テイラーというギターを弾くシンガー・ソングライターがいる。
もう68歳。 高校の頃、キャロル・キングと共に憧れた存在だった。 アコースティック・ギターを弾きこなし、歌を歌う。 渋いシンガーだったなあ。 そのジェームズがギターのチューニングの解説をしてるページを見つけた。 前にも書いたが、チューニング・メーターが飛躍的に進み、今はチューニングは誰でも(たとえ音痴でも)できるようになり、音楽をやることの敷居は下がったと思う。 しかし、そのチューニング・メーターの使い方は結構難しい。 ギターのネックは長く、6本の弦のどこを押さえても完璧にチューニングをすることは難しいからだ。 通常、ギターのチューニングは開放弦で行う。 どこも押さえない状態で、音の高さを合わせるのだ。 チューニング・メーターがあれば、簡単に音は合う。 それでも、ネックの上で弦を抑える強さ(微妙に弦のテンションが変わる)や、弦を弾く強さなどで音の高さは変わる。 開放の状態で合わせても、微妙に狂ってくる。 それはギタリストの永遠の悩みだと思う。 ページによるとジェームズ・テイラーはちょっと低めに音を合わせているとのこと。 どうしても弦を押さえたり、強くひいたりすると、音の高さは上がり気味になるから、下げておくらしい。 太い弦ほど、下げ目にする、ということだ。 具体的には、一番低い弦で10セント、一番高い弦で3セント下げるという。(100セントが半音) ビデオを見ても、違いはわからないほどだが、何となく下げておいたほうがまとまりがいい感じだ。 こういうプロのレクチャーが簡単に見られるようになったのは、とても嬉しい。 そうなると、今ぼくが持っているチューニング・メーターではセント表示ができないので、これを実行しようとすると、ちょっと値段の高いものを買わないといけない。 数値でセント表示が出来るものは、少ない。 ギター専用ではなく、他の楽器にも使えるようなものだ。 チューニングというのは奥が深い。 そのうち、ややフラット目で、弦ごとにセットできるようなものが出てくるかもしれない。 この記事が出て、もう開発を始めているかもしれないぞ。 |
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