考えたこと2

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Let's make America great again!
BSでリアルボイスという番組をやっていた。
選挙の後のアメリカの分断を描いたドキュメント。

ダイナーを巡って、アメリカ人の本音を聞こうという番組だ。
アメリカの大衆食堂であるダイナーの美味しそうな料理を見ながら、カリフォルニアやテキサスで食堂に来た人の本音を聞くという企画。
見ていて、いろいろ考えさせられた。

ロスではコメディアンが職業という男性が、マジメにトランプに対して思いついたことを簡単に発信するのはよくない、と言っていた。
ちゃんと編集を通せ、ということだ。
こないだのスウェーデンの話もあるし、どうもトランプさんは時事に疎いような気がする。
フェイクニュースを流しているのは本人だということか。

西海岸の学生は、差別的な言論には反対だと言っていた。
カリフォルニアはもともと民主党の地盤だから、そういう人が多い。

場所を変えて、共和党の地盤であるテキサスのダイナーも出てきた。
一人の黒人の老人が、1950年代の差別的な時代を思い出しながら、トランプのことを語る。
彼はトランプのスローガンである「Let's make America great again!」というものが、無意識に差別の時代を思い出させ、その差別的な思いを解き放ったという。
確かにそういうことはあるかもしれない。

次はメキシコ移民の多いアリゾナ。
チミチャンガというダイナーのメキシコ料理は美味しそうだった。
ヒスパニックの多いダイナーで、正規の移民のメキシコ人たちは「壁」を作るのは賛成だと言っていた。
移民といってもいろいろな人がいる。
その人たちも分断されているということだ。

印象的だったのは、ネィティブアメリカンの末裔という人。
アメリカに住んでいる人たちはみんな移民だ、といった
彼から見れば、そうだろう。白人も移民なのだから。

最後は北部のミシガン州ランシング。
GMの城下町。
かつては自動車で反映したが、今は見る影もない。
ここではGMをレイオフされようとしている労働者の声を聞いた。
トランプへの期待は大きい。
GMが海外に工場を作って出ていくのは許せない、という。
ここでは看板メニューの9ドルの料理が減って、6ドルのハンバーガーが増えた。
お金がないのだろう。

構造的な失業やヘイトクライム、どうなっていくのか、お手並み拝見というのが最後の声。

こういう番組を地上波でもやればいいのに。


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