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2016.08.28 Sunday
入眠儀式1
寝床に入ったらすぐに眠れる人もいるようだが、ぼくは寝付きが悪い。
小学校のころは眠くなるまで本を読んでいた。 何冊かの本をローテーションしていた。 今でもよく覚えているのは、大岡裁き。 少年少女名作全集か何かに入っていたと思う。 あの、大岡越前守の目の前で、二人の母親が子どもの手を引っ張り合い、子どもが痛いと言って手を放したほうが本当の親だ、というヤツ。 でも、中学に入ってラジオを買ってもらった。 それで寝るときには深夜放送を聞くようになった。 MBSやABCをイヤホンで聞いた。 ミッドナイト寄席をよく聞いていた。 高校に入って、カセットレコーダーが出てきて、ラジオで落語を録音して聞くようになった。 それ以降、漫才に変わったり、落語に戻ったりしているが四十数年ずっと続いている。 会社に入ってからは、小さなラジカセを使っていた。 当時はクルマに乗る仕事だったが、カーステレオが着いていないクルマも多かったので、出張にも持って行っていた。 移動中に音楽を聞くのにも使えるし、寝る時に落語を聞くのにも使える。 サンヨーのU4(ユーフォー)というヤツだった。 そして、ウォークマンが出た。 あれは画期的だった。 最初のはB5サイズ位だったと思う。 後にカセットテープのサイズになった。 あれで、寝るときに聞くのには、飛躍的に便利になった。 長らくカセットの時代が続いて、MDに変わり、今はMP3プレーヤーになった。 当分これが続くだろう。 ぼくの入眠儀式は落語や漫才を聞くこと。 録音した当初は笑えるが、何日も聞いているともう笑えない。 それでもかまわない。 どんなのを聞いていたかはまた明日書く。 |
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