考えたこと2

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ビーフジャーキー
ぼくが会社に入った頃(1980年代)、海外出張はまだ珍しいものだった。
当時の行き先は、アメリカかヨーロッパ。
自動車の輸出先だ。
アジアなどまだまだで、モータリゼーションが起こっているのは日米欧の3カ所だけだった。

食料品の輸入もそんなに進んでおらず、嗜好品などはなかなか入ってこなかった。
まだまだ円は弱かったんだろう。
時代としては日本が欧米のトップメーカーに追いついたのかなというところ。
それでも世界の壁はまだ厚いという感じだった。

当時、海外に出張に行くとなると、神戸の本社から伊丹空港に部署みんなで行って、壮行したのを思い出す。
行く方も「頑張ってきます」といい、送る方も「成功を祈る」などと言っていた。

その頃の土産の定番がビーフジャーキーだった。
ぼくがビーフジャーキーを初めて食べたのも、アメリカに出張に行った人の土産だったと思う。
へー、こんなものを食べているのか、と思った。
まだまだ珍しかったから、ありがたくいただいたものだ。
これは、西洋のスルメみたいなものか、と食べながら思った。
いろんなブランドがあり、テリヤキというようなものもあったと思う。
保存食だから、やけに塩辛かったのは事実。

今はアマゾンで検索すると、国内でも作っているようだ。
なつかしい輸入ブランドもある。
いずれもすぐに手に入るようになった。

80年代初頭に比べると、ずいぶんグローバル化したものだ。
大学生の話を聞いていると、海外に行ったことがない人のほうが少ないようにすら思える。
ぼくらの時代とはだいぶ違う。
ぼくは飛行機に乗ったのも、海外に行ったのも会社に入ってからだった(もちろん出張だ)。

今の20代の人たちの、海外に対するハードルは低い。
ぼくらの頃とは比べものにならない。
彼らがぼくらの年代になる頃にはどうなっているのだろう。

もうビーフジャーキーは土産にならないだろうが…。

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