考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< September 2015 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
+SELECTED ENTRIES
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
ハードワーカー
ティム・クックと言えば、あの世界のアップルの社長。
スティーブ・ジョブズの後をついでアップルを率いている。

彼はすごいハードワーカーとのこと。
何せ、朝の4時半に社員にメールを送るらしい。
食事をせず、エネルギーバー(カロリーメイトみたいなやつ)だけで済ます。
アップルのマネージャーたちとの会議は日曜日の夜。ただし電話会議だが…。
これが世界標準のハードワークらしい。

ぼくが知っているドイツ人の会社の役員もハードワーカーだった。
しょっちゅうFAXが来る。
それもドイツ時間の夜更けだった。
どうしているのか、と思っていたら家からFAXしていたとのこと。
家族と食事をして、それから自分の書斎で仕事をする。
今ならe-mail、当時はFAXだった。

そうなると、今ならコンプライアンスが問題となる。
役員だから労働時間はいいとしても、会社の資料を勝手に持って帰ってはいけないとか、コンピューターは持ち出し禁止だとか、いろんなルールが増えた。

彼らの場合は、会社のお金をかけて、セキュリティを確保しているのだろう。
役員だからなあ。

今の日本でそういう働き方はやりにくい。
会社のルールがある。

ぼくは、それは会社の一員というより、歯車のひとつ、という感じがする。
やりたいのであれば、自律的にやらせたらダメなんだろうか。
そういうのが、やりがいを生むということはないんだろうか…。

ルールだから、守らないといけない。

でも、なんとなく寂しい気がする。




| | 考えたこと | 23:32 | comments(0) | trackbacks(0) |
老いのバケツリレー
久しぶりにスーツを着て鏡の前に立って自分の姿を見る。
年をとったのがよくわかる。
もう年寄りの顔だ。
髪は染めてごまかすことができても、表情はごまかせない。

口角を上げようとするが、なかなか上がらない。
笑うことが少ないからだろう。
老眼がひどくなって、近くが見えない。
メガネをかけると、なんとなく年をとったような気がする。

誰もが通る道だといっても、それは一般論だ。
本人にとっては、初めての経験。
そういうことがどんどん増えてくる。

若い頃は、そういうものだと思っていた。
でも、「そういうもの」という感じではない。
自分で経験すると、そんなことは言っていられない。

若い人たちをみると、羨ましいと思う。
そんなことは考えなくてもいいからだ。
もちろん、自分もそうだった。

老いは先に逝った人たちから、順番だ。
そのお鉢が回ってきたのだと思う。
ありがたく受け取って、次に回さないといけない。

でも、そう言っている間にも、どんどん次のお鉢が回ってくる。
バケツリレーみたいなものだ。
そういうふうにして、年をとっていく。

バケツをもらう方は、いつでも突然だ。
ある日、気がついたら、何かが起こっている。

そういうことの繰り返し。

それが人生。

ようやく気づいた。


| | 考えたこと | 00:42 | comments(2) | trackbacks(0) |