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2015.09.01 Tuesday
いじめの調査2
前にいじめの調査の実態について書いてあるのを紹介したが、文科省は調査をやり直しするらしい。
いじめ調査の実態を見て、オカシイと思ったのだろう。 何でも1000人あたりのいじめ認知件数に、都道府県によって最大83倍の差があったらしい。 いじめの件数が83倍もあるわけがない。 おまけに現職の教員がブログを書いていて、実態をあからさまにしたりしている。 既存のメディアが報じないところに真実がある、ということだろう。 文科省は今回、「認知件数が多い学校はいじめを積極的に把握し、解消に向けて取り組んでいるとみて極めて肯定的に評価する」としており、「調査のやり直しにあたっては、初期段階のいじめや短期間のうちに解消したものも計上するよう求めているほか、いじめはゼロだったという学校はその事実を児童生徒や保護者に公表し検証してもらうことで、認知漏れがないか確認」するとのこと。 なんで最初からそう出来ないのか、とため息が出る。 文科省には瑕疵はないのだろう。 単に指示をしただけだから。 その文科省や教育委員会の意向を忖度して、現場が勝手な解釈をしてしまう。 ことによったら、教育委員会も自分たちの保身のために「いじめがある」という結果をもみ消しているのかもしれない。 もちろん、現場が自発的にやったことで、もみ消した証拠はないだろうが…。 一歩進んだと思う。 正しいデーターからしか、対策はできない。 しかし、文科省も教育委員会も、本当は実態はわかっていたんだと思う。 教育委員会などは特にわかっていただろう。 みんながほとんどゼロのはずがない。 83倍の差がついたということは、現場にも心ある教師がいて、教育委員会もマジメに扱ったということだろう。 いじめがある、という認識のもとからしか、いじめの対策はできない。 今までの調査は全部チャラにして、もう1回やりなおせばいいのだ。 |
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