考えたこと2

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会期
日本の国会には会期があって、それを過ぎると法案などは全部廃案になる。

Wikipediaによると、アメリカやイギリス、フランスなどでは通年で開かれているとのこと。
田中角栄は「国会議員は毎月月給をもらっているのだから、国会も通年でやるべきだ」と言ったとのこと。
それはもっともなことだ。

野党が反対するのは、牛歩戦術などが使えなくなるためで、あまり積極的な理由とは言えない。
逆に会期があるから、法案を成立させまいとして、どうせ否決されるに決まっている緊急動議を出しまくる、などの子供のケンカみたいなことがおこるわけで、趣旨はわかるが、あまり生産的ではないと思う。

通年国会になれば、もっと生産的な対案を出すとか、まともな議論をするなどの「まっとうな」国会になるのではないか。

今の制度内で抵抗しようとすると、与党も野党も子供のケンカみたいなことをやってしまう。

それなら、通年国会にすればいいと思う。

大多数の国民も、どうせ否決される動議など、出したって仕方ないと思っていると思う。
今の国会を見ていると、金の無駄だと思う。
いい大人がたくさん集まって、ののしり合い、暴力沙汰までして、決め事の約束手順を踏んで、結局は多数決で決まる。
どうせそうなるに決まっている。
やられる方も、やる方も、腹の中ではそう思っているのだろう。
それでも、大げさに驚いてみせたり、怒ってみせたり、呆れてみせたりする。
もうそんな茶番はやめてほしい。

もっと冷静に話し合えないものか。
ちゃんとした議論ができないものか。
国会議員がちゃんと議論しないと、国民もちゃんとわからない。

こんなことをしていると、わからないままいろんなことが決まってしまう。

そういうすら、わからないのだ…。


| | 考えたこと | 21:20 | comments(0) | trackbacks(0) |
国会中継
今日の国会の中継を見てしまった。
見てしまった、というのは見なかったらよかったという意味だ。

議場で議論しているのではなく、発言者不明で、立ったまま議長の周りを囲んでいる。
口汚い言葉でののしりあっているとしか思えない。
まるでヤクザの(と言ったらヤクザに怒られる)集まりだ。

与党、野党とも、いろいろ事情があるのだろう。
これだけ年寄りが集まって、喧嘩するところを中継する意図がわからない。
まともな議論はできないだろう。

伝統的に日本の国会では、こういうことが起こる。
この前、牛歩戦術をやった党はたしか次の選挙で大敗したと思う。
闘争するか、冷静に話し合って非を指摘するか、どちらが効果があるかというと、難しいところだろう。

でも、この状況を見ていて、情けないとは思う。

戦前も日清、日露の戦いにみんなが熱狂した。
そして、日華事変を経て太平洋戦争が始まるまで、民意(そういう言葉が流行っているが)は戦争には反対ではなかった。
軍と組んだマスコミが煽ったこともある。
みんな提灯行列をしたという。
軍の中には冷静に考えて、アメリカと戦うのは避けるべきだと考える人もいたが、熱狂する民衆がすべてを誤ったのだと思う。

それがまた繰り返されようとしている。

戦争の過去を精算していないから、何度でも間違う。
熱狂の中からは間違いしか生まれない。

冷静に話をすることでしか、民主主義は機能しない。
国会議員は言葉の人であって、力の人ではない。

そして、正しい歴史を教育しないといけない。
人文社会科学を軽視することは、民主主義の軽視だと思う。
だからといって、今の大学のやり方が正しいとは思わないが…。

そのために、歴史を学ぶのだろう。

国会中継を見て、そんなことを考えた。

| | 考えたこと | 00:37 | comments(0) | trackbacks(0) |