考えたこと2

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効率その2
前にも効率を上げるためには、ひとつのことに集中したほうがいい、という記事があったが、またそういうことが立証されたらしい。

MIT(マサチューセッツ工科大学)の神経科学者アール・ミラー氏が言っている。
ひとつのタスクが終わると、脳はドーパミンを出して満足感を得ようとするらしい。
そのドーパミンを求めて、人はいろんな仕事を並列でやろうとするらしい。
仕事中のスマホのチェックなども、その悪癖を助長する。
ツイッターやフェイスブックなどのチェックがそれにあたるらしい。
スマートウォッチなど、もってのほかという感じだ。

メールの受信トレイに未読メールが1件あるとわかるだけで、IQが10下がる可能性がある、という研究結果もあるらしい。

しかし、メールはまだマシだという。
より悪いのはチャット。即時性が要求されるからだ。
ラインなどはまさにそれにあたる。
「既読スルー」という言葉など最悪だ。

今日本の子どもたちが、ラインにどれくらい時間を割いているか、という研究結果はないのだろうか。
それと学力の比較のデーターなどないのだろうか。

記事ではそれらをスケジュール化して、時間を決めてまとめて行うべきだ、としている。

しかし、最新の研究の結果はもっと恐ろしい。
イギリスのサセックス大学で、テレビを見ながらチャットをするなどの、一度に複数のデバイスに時間を費やしている時の脳のMRIスキャンを実施したとのこと。
その結果、頻繁にそういうことをやる人は、感情のコントロールを司る前帯状皮質の密度が低いという結果が出ている。(ただし、それが直接の原因かどうかはわからないが)

今の日本の青少年がラインを日常的に使い、既読スルーに悩まされている状態は良くない、ということだ。

日本の研究機関でも、そういう研究をして、何らかの警鐘を鳴らすべきだと思う。

我が国では効率というものに関する興味が低い、ということが本当にあるんだと思う。

度が過ぎれば別だが、効率が悪いのは悪だという考え方は必要だろう。
そういうふうに学校で教えればいいと思うのだが…。

日本では教育と効率という言葉も相性が悪そうだからなあ。


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