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2015.03.24 Tuesday
STAP細胞 最終
不祥事を起こした理研のトップがようやく辞任する。
今まで残っていたのは、後始末をするため、ということだと思っていた。 しかし、そうではないという。 もちろん、第一義的にはSTAP細胞に関わった研究者に責任はある。 しかし、国内の雑誌に発表したわけではない。 海外の権威ある雑誌に発表したのだ。 エイプリルフールのイベントではない。 大マジメに発表した。 それに伴う「世間をお騒がせした罪」は大きい。 何度も言うが、理研の組織を変えないと、何度でも同じようなことが起こる。 研究者の良心に依存しているからだ。 すべての研究者に良心があるのなら、不正など起こるはずがない。 それでも、剽窃や無断転載などは当たり前のように起こっている。 どうしたって、悪意でやられたら起こるものは起こる。 でも、それを防ぐのは組織の長の仕事だ。 今回の大騒ぎを二度と起こさないためには、理事長が働かないといけなかった。 結局はトカゲのシッポきりのような結末。 お粗末この上ない。 おまけに、自分はその責任をとってやめるのではないという。 このことが、研究者がやっている理事長は名誉職であって、組織の長としての仕事はしていないということを証明した。 いずれにせよ、この問題はもう終わり。 必ず再発するだろう。 |
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