考えたこと2

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心のケア
少し前になるが、佐世保の高校生の殺人事件の話。

長崎県の教育委員会は、平成16年にも同様の事件があり、重点的に教育に力を入れてきたらしい。
教委のコメントとしては、「命を大切にする心」を育む教育に取り組んできたのに…、ということだ。
そして、今回の事件を踏まえ、「これまでの取り組みが十分ではなかった」などと述べて、改めて再発防止策を検討していく考えを述べたらしい。

その上で、お決まりの「心のケア」への対応である。

誤解をおそれずに言えば、ぼくはこのような「心のケア」を専門にする人が増えて、安易にその人たちに相談を任せてしまうような風潮が、事件の再発を生むのではないかと思う。

心のケアをする人たちは、外部の人たちだ。
それを専門にしている。
要は学校の外にいて、客観的に見ている。
それはそれでやったらいいが、あくまでも「ついで」の話である。
学校の内部でそれをやらないといけないのではないかと思う。

でも、学校では生徒たちの心のケアは専門家に任せ、「命や心の教育の指導方法について話し合う」らしい。

はたして、「命や心の教育」などできるものなのだろうか。
人類はいままで、そんなことを教えられてきただろうか。
それは個別のケースでやるしかないと思う。
一般化などできない。
だから、その事件を経験した当事者たちでないとできないのだと思う。

そして、本当の意味で「命や心の教育」をするためには、生徒一人ひとりが教養をつけるしかないと思う。

命は大切だ、ということは、小学生ならわかっていると思う。

何かあればマスコミも含め、命は大切だ、と言っているのだから。

| | 考えたこと | 00:41 | comments(2) | trackbacks(0) |

コメント
まったく同感です。
命の大切さを教える・・・さらに徹底する。。
今回、学校も弁護士も、どうも親も、この事件に関連して
出てくる大人は、みな上から目線で子供に圧力をかける
だけ。。その鈍感さ、まちの閉鎖性こそが、事件の一つの
背景になっているのにと、心がきしみます。
同じ時期に、アナと雪の女王を見ました。子供のBDです。
破壊王になってあらぶる姉「雪の女王」を、危険を顧みず、
命を張って救うのが、妹のアナです。これが大ヒットしたのも、何か共通する心象を感じます。
結局、近くにいるだれかが1人でも本気になって、もっと早くによりそえていたら、少なくともこんなに悲惨なことにはならなかったのではと残念です。えらそうなコメントで、すいません。
| sandasun | 2014/09/08 6:36 PM |

そうですよね。
関係するオトナがもっと頑張らないと…。
何かあったらすぐに「心のケア」というのは、トカゲのしっぽ切りに見えます。

| suzy | 2014/09/09 12:10 AM |

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