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2013.05.18 Saturday
ピークオイル
石油の採掘量がピークになる時に、石油の枯渇が始まる。
要は次の年から減り始めるということだ。 実はそれがもうすぐ来る(あるいはもう来ている?)という説がある。 こないだテレビでやっていた。 たしかに、世界は豊かになったし、どんどん豊かになる国が増えてきている。 しかし、それは石油があっての話。 つまり、石油を使う人が増えているということだ。 一方で、石油は有限だ。 実際石油の価格は需要と供給の法則にしたがって、値上がりしている。 1バレル当たり20円という時代が続いたが、今は90円から100円。 円安でもっと高くなるだろう。 ガソリン代もそのうち1リッター200円を超えるだろう。 もちろん、シェールガスなどの新しいエネルギー源が取りざたされているが、まだまだ問題がある。要は石油の値段が高くなったから、採算が取れるようになったということだ。 つまり、石油絡みのエネルギーの値段は下がらないということになる。 結局、世界の国々の生活レベルが上がってくると、どんどん石油の値段が上がっていくということだろう。 今の豊かさは石油のエネルギーに基づく部分が多い。 ということは、今の豊かさにも限りがあるということになる。 人類が生まれて、どんどん豊かになってきて、そのピークが今かもしれない。 どちらかというと、産業革命以降の時代が特殊だったのか。 だから、今すぐとは言わないが、これからは成長しない時代になる。 明日は今日より豊かでない、という時代。 そんな時代が来る。 それをどうやって過ごしていくか。 そこが人類の知恵の見せどころだろう。 |
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