考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< May 2013 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
+SELECTED ENTRIES
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
サブリミナル効果
これは刑事コロンボでやっていたのをよく覚えている。
たしか、映画の画面の中に、人間の意識では知覚できないほど短い間、何かの写真を入れて、それが殺人に影響している、というもの。

これはコロンボが逆に手がかりを探しているところを犯人にサブリミナルに見せて、そこで捕まえる、というストーリーだった。

コロンボの作品の中では印象に残るものだ。

このサブリミナル効果というのは、本当だと思っていた。
ところが、これを言い出した人が、数年後に実はウソだ、と告白したらしい。
1957年に発表し、1962年にウソだと告白したというのが事実。
それがあまり大きく宣伝されず、未だに信じている人がいる、ということだ。
アメリカで80%以上だったと思う。

日本でも調査をしたらいいと思う。
50代以上ではきっと8割が正しいと思っているはずだ。

ウソだと告白したあとも、広く信じられているのは、あまりにももっともらしいから、というのがぶっちゃけた話。
たしかに、もっともらしい。
ある映画館で映画のフィルムの隙間に、コーラを飲め、ポップコーンを食え、というメッセージを入れたら、売店の売り上げが伸びた、というのが最初のウソだが、これは本当だと思ってしまう。
真実より本当らしい。

こんなウソを何十年も本当だと思っていたのか、と思う。

時間が短く、見えない宣伝を意識がわからないのに、無意識がわかるわけがない、ということは考えてみればわかる。
でも、もっともらしい。

ネットで調べると、未だにサブリミナル効果について、心理学者がマジメに取り組んでいる。

何で誰かが、これはウソだ、と言ってやらないのか…。


| | 考えたこと | 23:20 | comments(0) | trackbacks(0) |
融紅鸞と田中佐和
融紅鸞、これは人名。とおるこうらん、と読む。
珍しい名前だ。

この名前でピンと来た人は、50代にはなっているだろう。
「あんさん、別れなはれ」というセリフで有名。
昭和30年代にラジオにでていて、悩みの相談をやっていた。
どんな人が相談に来ても、結局は「あんさん、別れなはれ」というのがパターン。

実際に聞いた覚えがかすかにある。
でも、それより、いろんな漫才師がこのネタを使っていたので、覚えている。
名前からしてどんな人かと思うが、日本画家だったらしい。
明治39年生まれだそうだ。
もちろん、もう亡くなっている。

田中佐和はまだまだ覚えている人は多いだろう。
この人は本物の占い師。
神霊判断というらしいが、昔、「ただいま恋愛中」に出ていて有名になった。
だいぶ長いこと出ていたと思う。

手を2回打って、「お答えいたします」と言ってから答えるのがパターン。
ところが、どんなことを言うのかなかなかわからない。
頭に浮かんだものを言うのだが、「犬が二匹歩いているところが見えます」とか言って始まる。
ああ、これは相性がいいのかな、と思うと「一匹は他の犬について行きました」という風にオチがついて笑いを取る、という事になる。
もちろん、田中佐和はにこりともせず、まじめに答えている。
これで人気を博した。
この人はまだ生きている。

昔の番組はこういうおもしろい素人を見つけてきていた。

田中佐和がどこまで受けを狙っていたのかはわからない。
まじめに占っていたのかもしれない。

でも、今のバラエティ番組よりも、昔の素人を出す番組の方が面白いと思う。
もう今は関西でも探偵ナイトスクープくらいしか思い当たらない。
新婚さんいらっしゃいもあるか。

手間がかかるから、やらないのだろう。
面白いのだが…。




| | 考えたこと | 01:05 | comments(0) | trackbacks(0) |