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2012.03.28 Wednesday
ギブソン ファイアーバードX
知らなかったが、去年ギブソンのファイアーバードXというギターが出ていた。
ファイアーバードというギターは昔からあるものだが、Xは全く新しいギターになった。 ピックアップが3つ(コイルは6つ)と、ピエゾピックアップがひとつあって、それらを組み合わせて音を出す。 エフェクターを内蔵していて、なんとチューニングは自動でできる、Roboチューニングというシステムがついている。 これが早い。 ジャラーンと弾くと、それでチューニングが終わる。 当然、本体に電池が必要で、2時間程度持つらしい。 付属のペダルはケーブルをつながなくても、ブルートゥースという無線でつながる。 ギターに内蔵されているエフェクターや、いろんなスイッチに当てられている設定もパソコンで変えることができる。 ネックはメイプルで、フェンダーみたいな外観。 すごいギターだ。 が、全く新しい音が出たり、今まで不可能だったことができるわけではない。 ギターの根本はそんなに変わらない。 それにひっついているエフェクター、ペダル、コンピューターインターフェース、アンプシュミレーターなどの部分は良くできているが、ギターはギターだ。 チューニングの機構は素晴らしいと思う。 一瞬でチューニングできる。 でも、これはたぶんどのギターでも取り付けができるようになるだろう。 シンセサイザーが出てきた時、いろんな音を作って出していたが、結局残ったのはストリングスとか、ブラスとか、実際にある音がほとんどだった。 今のシンセは、音を合成するというより、実際の音を取り込んで再生するというようなものが多くなった。 なかなか全く新しい音、というのは難しい。 20世紀になってからできた楽器というのは、スチールパンくらいだ。 ギターと呼ばれるものを作るのだから、しょせんはギター。 ギブソンファイアーバードXというギター、すごいと思うが、欲しいとは思わない。 もう2つくらいひねってほしいなあ。 |
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