考えたこと2

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銃社会
アメリカのドラマには、銃がつきものである。

銃の特徴を表すのは口径、そして線条痕。
口径でよく聞くのは22口径とか38口径、45口径とかいう言葉。
この22とか38、45とかいう数字は、アメリカらしく、単位は1/100インチである。
1インチ=25.4mmだから、22口径は5.588mm、38口径は9.652mm、45口径は11.43mm。
45口径は1センチ以上の直径の弾をぶっぱなすのだから、破壊力はすごいだろう。

でも、時々9mmという数字が出てくる。
これは、ドイツ発祥のもの。
この9mmを使った銃は弾の装填数が多く、主流になりつつあるらしい。

これらの弾をまっすぐ飛ばすために、銃身にはラセン状の溝が彫ってある。
弾に回転を与えて、まっすぐ飛ぶようにしているのだ。
狙った方向に対して、直角の方向に回転を与える。
その溝で弾にできる傷が線条痕。
これは指紋のように、銃ごとに特徴が違う。
つまり、現場に残された弾と線条痕が一致すれば、その銃が凶器ということになる。

アメリカには線条痕のデーターベースがある。
押収されたり、犯罪に使われたりしたことがある銃は、線条痕がデーターベースに登録されていて、すぐにわかる。
さすが銃社会だ。

だいぶ前に日本の留学生がハロウィンの日に、家に入って、「フリーズ」と言われたのがわからなくて、撃ち殺されていたが、日本人はアメリカ人が銃を持っているということを時々忘れる。
ハリウッドの映画を見ていると、銃が出てくるのだが、それは映画だから…と思ってしまうからか。

人には自分を守る権利がある、というのが根拠らしい。
でも、銃があるとどうしても過剰防衛になってしまいがちだ。
また、ちょっとしたいさかいでも、銃をつかってしまって、後悔することになることが多いという。

それでも、銃が日用品になってしまったら、全面的に禁止するのは難しいだろう。
相手が持っているという仮定のもとに、自分を守るという行為に銃が必要になる。

モデルガンでは我慢出来ない。

不幸な社会ではあると思う。
しかし、それだけの銃があって、社会が成り立っているというのは、もっとスゴイことだと思う。


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