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2011.03.19 Saturday
クルマの知識
中学2年の時、技術家庭科でエンジンの仕組みを習った。
当時の技術家庭科は男子は技術、女子は家庭科だった(と思う)。 エンジンの種類は2種類あって、2サイクルエンジンと4サイクルエンジンがあり、圧縮、爆発、排気、吸気の工程をピストンの1往復でやるか、2往復でやるか、という違いだ。 さらに、燃料のガソリンを空気と混ぜて混合気にして、送り込むための気化器(キャブレター)が手前にあり、爆発をさせるために混合気に火をつけるのが、スパークプラグの役割。 エンジンの内部の摩擦を防ぐために入れるのが、エンジンオイル。 これがないと、ピストンがすぐに焼きついて使いものにならなくなる。 どうして、中学の時にエンジンの仕組みを習ったのか、それは知らない。 当時モータリゼーションの最中で、そういう知識が男子に必要だ、という考えがあったのかもしれない。 だから、ぼくらの世代はクルマに詳しい。 排気管のことをマフラーということや、ピストンの入っているところをシリンダーということや、そこの給排気バルブの個数が4個あると性能がいいとか…、そういう事を知っていた。 小学校6年のときに、近所でクルマの展示会をやっていた。 今でいう、モーターショーのようなものだが、国産のメーカーだけが出ていた。 そこに自転車で友達と一緒に行き、中を見て回って、スゴイと思った覚えがある。 たくさんカタログをもらい、たしか、パブリカやカローラのものがあったと思う。 初代カローラが出たのが1966年。ぼくが小学校6年のときは、1969年だから、だいたい合っている。 今見たら、初代カローラなど四角い普通のクルマだが、当時はかっこよかった。 何となく、それまでフォルクスワーゲンやルノーなどが走っていたが、これからは日本のクルマが走る時代になった、というような時代の気分があったと思う。 その後、ぼくらはクルマの進歩とともに生きてきた。 EFIが出てきて(電子制御でガソリンと空気を混ぜる機械)馬力が上がり、ターボチャージャーやインタークーラーが普通に使われるようになり、ウレタンバンパーが出てきて、ウィンカーやヘッドライトが一体になって、丸みを帯びた形状も普通になった。 そして、今は低燃費の競争だ。 そんな歴史を知っている。 だから、どうということはないのだが…。 |
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