考えたこと2

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加点法と減点法
加点法というと、100点に対して良ければ加点していく方法。
減点法というと、100点に対して悪ければ減点していく方法である。

何が言いたいかというと、仕事の見方についてである。

チャレンジした仕事、という位置づけでは加点法で評価されるし、通常業務ということになると、減点法で評価される。
だいたい、そういう分け方になるのではないか。
それを申告して、上長と話し合い、それで半年に一回評価し、その結果についても本人と話し合う。
そのようなシステムが目標管理と言われるものであり、成果主義とも言われる。

ただ、このシステムを本気でやるなら、仕事の種類が理解されなければいけない。
仕事の種類といっても、2種類だけだ。
陽の当たる仕事と、陽の当たらない仕事である。

どうしても、陽の当たる仕事は加点法になりやすい。
常に上司やその上にも報告し、それなりにきつくて、プレッシャーもかかる仕事だろう。
そのような仕事だと、少々の失敗は向こう傷のようなもので、「俺はこんな失敗もした」などと語りぐさになったりする。
だから、陽の当たる仕事はあまり減点されない(と思う)。
本当に陽の当たる仕事で失敗した時には、どこかに飛ばされる事になる。
もちろん、成功した時には加点される。
陽の当たる仕事に回される人は、ある意味で期待されている人なのだろう。

それに比べて、陽の当たらない仕事は、どちらかというとうまくいって当たり前、というような仕事である。
俗に言う、縁の下の力持ち、というようなもの。
地道にコツコツ、という今となっては評価されない能力が必要な仕事。
ただ、プレッシャーやストレスはあまり高くない。
陽の当たり方とプレッシャーとは正比例の関係にある。
陽が当たれば当たるほど、プレッシャーは高くなる。
しかし、小さな工夫や地道な改善が必要なところである。

ぼくは、サラリーマンの時代に両方ともやった。
だいたい、陽の当たる仕事はしんどいし、かけるカネも大きければ、儲けも大きい。
いろんな部署を束ねるような仕事になる。
一方、陽の当たらない仕事は、やりようによっては楽である。
しかし、これが少しでも止まると、大変な事になる。

両方やってみて、どちらがどうとは言えない。
陽の当たる仕事も必要だし、陽の当たらない仕事も必要だ。
それらの仕事を評価する時に、両方を知らないと評価できない。

そのために、ジョブ・ローテーションというものがある。

日本の人事制度は、会社の中だけで通用する常識に対して評価点が高い。
汎用的な能力よりもそちらが重視される。
少し風向きが変わってきたが…。

しかし、これにも一理あって、陽の当たる仕事も陽の当たらない仕事も知った上で、昇進するということだ。

そもそも、そういう人を作らなければ、成果主義も難しい。

この部分については、日本の人事制度も捨てたものではない。

最近そう思う。

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