考えたこと2

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社会科
今の中高の授業でややこしいのは社会科の科目。

いつ、何をやるのかはわからないが、とにかく、数が多い。
日本史、世界史、日本地理、世界地理、倫理社会、政治経済、公民、現代社会。
何がどうなっているのか、わからないが、こんなに分けてどうするのか。

ぼくらの時も世界地理、日本地理、日本史、世界史、倫理社会、政治経済くらいはあったが、そこからまだ科目が増えている。

歴史の連続性を重視して、日本史と世界史を分けているのだろうが、もうそろそろ見直した方がイイのではないか。
グローバル化の社会である。
日本史、世界史をまとめて、人類の歴史にしたらよいと思う。
日本の縄文時代は世界ではこういう事が起こっていたとか、江戸時代にはヨーロッパはどうなっていたかとか、古代・中世と近代に分けて、それを歴史とまとめて呼ぶようにすればどうか。
そういう視点でやり直すくらいの気持ちでやってほしい。

また、地理ももっと統計を重視して、世界のエネルギー消費とか、人口分布とか、年齢分布とか、そんな視点で教えた方がよいのではないか。
スカンジナビア半島がどこにある、というのも大事だが、資源、エネルギー、食料などの偏在を教える方が重要な気がする。
細かい改訂はあるようだが、もっとズバッと変えた方がイイと思う。

政治経済は必要だ。
自民党の総裁選に自分も選挙権がある、と思っていた若い人もいる。
参議院と衆議院の2院制になっていることも知らない人もいる。
選挙に行けばいいというものでもないが、投票率の低さは、政治経済の教育の失敗を物語っているのではないか。

まあ、そのためには教員養成の課程を変えないといけない。
問題の本質は、そこにあるような気がするが…。
単に科目が並んでいるだけで、能力は担保されていない。

総合的に社会とは何か、民主主義とは何かという視点がなければ、難しいような気がする。

それは、実社会に出て経験するものであり、教員のような狭い社会で生きている人には難しい。

失礼だが、そんな気がする。


| | 考えたこと | 23:51 | comments(0) | trackbacks(0) |
54歳
今日で(正確にいうと、昨日だが)54歳になった。

1957年生まれ。第二次大戦が終わったのが1945年だから、戦争の12年あと。
戦争のあとかたもなかった。

母はぼくと25年違うので、13歳で終戦を迎えたことになる。

母はそのころ、今の神戸駅のそばに住んでいて、学校の帰り道に、空襲で穴が空いたところをよけながら帰ったことがあると聞いた。
大変な時代を経験したんだなあ、と思う。

ぼくらは一番いい時を過ごせた。

まだ貧しい時代に生まれ、どんどん日本が成長し、絶頂期に30代、バブルが崩壊して20年、そしてもうすぐ財政破綻をむかえそうだ。
一生の大部分を右肩上がりで過ごせた。
これから何が待っているか、わからないが、ここまで来たらあとはもういいと思う。
ただ、こんなふうになったのは、若い人にすまないと思う。

次は節目の55歳。

この1年がどうなるのか…。

今日本を買った。
昭和38年に初版の、本田宗一郎著「おれの考え」。
何となく、目に止まったので中味をパラパラとみて、買ってしまった。
中味の古さを感じさせない。

また、今日母と話していて、古い映画の話になった。
中途半端に古い映画は、古さを感じるが、西部劇や時代劇は古さを感じない。
時代が違うからだ。

残りの人生、どうやって生きていくか。

時代を超えたものを、見つけたい。

一年後に何か出せるように、考えよう。

| | 考えたこと | 01:26 | comments(0) | trackbacks(0) |