![]() |
2011.03.06 Sunday
54歳
今日で(正確にいうと、昨日だが)54歳になった。
1957年生まれ。第二次大戦が終わったのが1945年だから、戦争の12年あと。 戦争のあとかたもなかった。 母はぼくと25年違うので、13歳で終戦を迎えたことになる。 母はそのころ、今の神戸駅のそばに住んでいて、学校の帰り道に、空襲で穴が空いたところをよけながら帰ったことがあると聞いた。 大変な時代を経験したんだなあ、と思う。 ぼくらは一番いい時を過ごせた。 まだ貧しい時代に生まれ、どんどん日本が成長し、絶頂期に30代、バブルが崩壊して20年、そしてもうすぐ財政破綻をむかえそうだ。 一生の大部分を右肩上がりで過ごせた。 これから何が待っているか、わからないが、ここまで来たらあとはもういいと思う。 ただ、こんなふうになったのは、若い人にすまないと思う。 次は節目の55歳。 この1年がどうなるのか…。 今日本を買った。 昭和38年に初版の、本田宗一郎著「おれの考え」。 何となく、目に止まったので中味をパラパラとみて、買ってしまった。 中味の古さを感じさせない。 また、今日母と話していて、古い映画の話になった。 中途半端に古い映画は、古さを感じるが、西部劇や時代劇は古さを感じない。 時代が違うからだ。 残りの人生、どうやって生きていくか。 時代を超えたものを、見つけたい。 一年後に何か出せるように、考えよう。 |
![]() |