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2011.03.06 Sunday
社会科
今の中高の授業でややこしいのは社会科の科目。
いつ、何をやるのかはわからないが、とにかく、数が多い。 日本史、世界史、日本地理、世界地理、倫理社会、政治経済、公民、現代社会。 何がどうなっているのか、わからないが、こんなに分けてどうするのか。 ぼくらの時も世界地理、日本地理、日本史、世界史、倫理社会、政治経済くらいはあったが、そこからまだ科目が増えている。 歴史の連続性を重視して、日本史と世界史を分けているのだろうが、もうそろそろ見直した方がイイのではないか。 グローバル化の社会である。 日本史、世界史をまとめて、人類の歴史にしたらよいと思う。 日本の縄文時代は世界ではこういう事が起こっていたとか、江戸時代にはヨーロッパはどうなっていたかとか、古代・中世と近代に分けて、それを歴史とまとめて呼ぶようにすればどうか。 そういう視点でやり直すくらいの気持ちでやってほしい。 また、地理ももっと統計を重視して、世界のエネルギー消費とか、人口分布とか、年齢分布とか、そんな視点で教えた方がよいのではないか。 スカンジナビア半島がどこにある、というのも大事だが、資源、エネルギー、食料などの偏在を教える方が重要な気がする。 細かい改訂はあるようだが、もっとズバッと変えた方がイイと思う。 政治経済は必要だ。 自民党の総裁選に自分も選挙権がある、と思っていた若い人もいる。 参議院と衆議院の2院制になっていることも知らない人もいる。 選挙に行けばいいというものでもないが、投票率の低さは、政治経済の教育の失敗を物語っているのではないか。 まあ、そのためには教員養成の課程を変えないといけない。 問題の本質は、そこにあるような気がするが…。 単に科目が並んでいるだけで、能力は担保されていない。 総合的に社会とは何か、民主主義とは何かという視点がなければ、難しいような気がする。 それは、実社会に出て経験するものであり、教員のような狭い社会で生きている人には難しい。 失礼だが、そんな気がする。 |
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