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2025.12.23 Tuesday
ペットの葬儀
ぼくが小学校の頃、犬は外で飼うのが当たり前で、つながれていた。
友達だったS君の家では、スピッツを部屋の中で飼っているらしい、というのが噂になったくらいだ。 飼われている犬はたいがい雑種だったと思う。 野犬も多かった。 それが今や市民権を得て、部屋飼いが当たり前になりつつある。 家の前に犬小屋があって、そこにつながれている犬など見ることはない。 イヌ・ネコの数を合わせると、子どもの数よりも多いという。 ペットはそれだけ大事な家族になった。 こないだ面談予約をしていた学生から、ペットが急死して葬儀があるから、日を変えたいと連絡があった。 担当のスタッフはごく普通に、それは大変でしたね、と返事を返して別の日に予約を変えていた。 そういう時代にいつ頃からなったのだろうか。 一度ペットの葬式 について書いたことがあった。 以前は仏教では人間と畜生ということで、ペットはお寺では扱えないという見解だったと思う。 しかし、今や一部のお寺でペットの葬儀もできるらしい。 調べてみて驚いた。 ペットが畜生から人間に格が上がったわけではないが、家族の一員として飼われていたということで、お寺でも葬儀をやるところがあるという。 ペットに詳しい人が言っていたが、お墓は一応人間のところとペットのところで別れているのだが、ペットのところはいつも花などのお供えがあるとのこと。 人間のところにはない。 考えると、お寺にとってはいいビジネスだ。 とにかく、寿命が短く回転が早い。 人間の一生の間に3匹は亡くなるだろう。 それだけ頻度が高いのだ。 本来なら戒名も与えられないはずだが、それも安くやっているところもあるという。 お寺の経営的にはやむを得ないのだろう。 霊園では焼き場もあり、骨上げもやれるという。 人間と違って、焼きすぎると全部灰になってしまうから、火加減のノウハウはあるのだろう。 時代は変わった。 少子化でペットが増え、市民権を得て、人間並みの葬儀になった。 仏教は融通無碍だ。 |
