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2025.12.04 Thursday
水素社会?
知らなかったが、東京都が水素事業を始めるらしい。
「TOKYO H2」という名称。 手始めに、水素燃料タクシー600台の導入という目標を立てている。 この運用が始まると、車両費と燃費を一般的な水素の販売価格で計算すると、通常のタクシー(プロパンガスハイブリッド)よりも6年走らせて、51億円も高くなるらしい。 水素をどこから作るかということだが、今回はグリーン水素(製造過程でCO2が出ない)を作るために、水を電気分解する装置を作っているとのこと。 総工費24億円で、年間20万トンの水素を製造するとのこと。 電気分解だから、当然電気を使う。 おそらく、再エネを使う電気で作らないと、グリーン水素にはならない。 ここで使う電気をそのまま使う場合より、1/3から1/4の効率になるという。 つまり、100の電気エネルギーをわざわざ30程度に落として使う(つまり70は無駄になる)ということだ。 結局70億くらいのお金を使って、タクシーを水素で600台走らせるということだ。 世界ではもう水素の効率の悪さに気がついて、いろんなプロジェクトが頓挫しているらしい。 脱炭素についてもガラパゴスな日本はそこから遅れている。 以下に東京都が金持ちだとはいえ、あまりにも無駄が多い。 というか、誰かそんなプロジェクトは無駄だと言わなかったのだろうか。 あまりにも科学的ではない。 こんなことをやっているから、日本は落ちぶれるのだろう。 |
