考えたこと2

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原発はクリーン
スウェーデン議会が原子力発電の拡大を可決したとのこと。
稼働中の原発に対する規制が撤廃され、新設も可能になった。
こういう国が増えていくと思う。

なぜなら、原発はCO2を出さないクリーンエネルギーだからだ。
温暖化もさることながら、化石燃料はいつかは枯渇する。
バッテリーによほどの技術革新がない限り、蓄電コストは大きく、再エネは主力電源になどなれない。
ベースロードとして使うのなら、原子力しかないと思う。

ヨーロッパはロシアの天然ガスを使わなくなって、再エネなどと言っていたが、ようやくまともな路線に戻る国が出てきたということだ。
スウェーデンでは原発をクリーンな投資対象とするとのこと。

何やかや言っても、ロシアが経済的に困っていないのは化石燃料が必要な国がたくさんあるからだ。
経済封鎖と言っても、エネルギーがなければ生活できないのだ。
ウクライナ支援もいつまでもは続けられない。
だから、EUに加盟させて、ロシアを威嚇しようということだろう。

EUの理想はほとんど過激思想だと思う。

日本は東北の震災が起こるまで、原子力大国だった。
原子力発電所を作る技術が国内でまかなわれる、世界のトップレベルの国。
それがもう危ないレベルになっているという。
原子力を学ぶ学科がどんどんなくなって、技術者不足。
もう継承できないレベルが近づいている。

それらは東北の大震災の時の原発事故が原因だろう。
あのとき、わけもなく全国の原発を止めた元首相の責任は大きい。
まあ、単なる「お願い」で法的拘束力はなく、止めた電力会社の方も悪いのだが…。
まさかこんなに長引くとは思っていなかったのだろう。

まともな神経で考えれば、再エネの状況や石油の枯渇、発電コストなどを考えると原発が今のところ唯一の解だろうと思う。
現実に原発の稼働率が高い九州と関西は電気代が安い。
それは日本の産業の競争力にもつながるのだ。

原子力発電所は技術がなければ作れない。

新世代の原発も日本で開発できればと思う。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:35 | comments(0) | trackbacks(0) |
映画のネタバレ
Z世代とは90年代後半から2000年代に生まれた若い人たちのこと。
Googleに聞くと、

「Z世代は、生まれたときからインターネットが普及しているデジタルネイティブ世代で、SNSネイティブとも呼ばれます。タイパ(タイムパフォーマンス)重視の効率主義、強い仲間志向、仕事よりプライベート重視、多様性を重んじるなどの特徴的な価値観を持っています。」

ということだ。

タイムパフォーマンスを重視するということで、映画館は嫌われるらしい。
Z世代の4割以上が、視聴前にネタバレを好む、という調査結果がある。
その理由は下記のようなものだ。

・映画料金を払う余裕がない(他のコトに使いたい)
・おもしろいかわからない映画に時間もお金もかけたくない
・鑑賞中、他のことができないことに対するストレス(マルチタスクで情報を消費したい)
・予期しない感情の起伏を得ることがストレス(だからネタバレを好む)
・テレビでもリアルタイム視聴以外にTVerやサブスクがあり、時間のコントロールは消費者側にイニシアティブがあるのに、映画館の上映時間に予定を合わせたり、途中で止めたり飛ばすことができないといったように、コンテンツ側に時間のイニシアティブがあることが不便
・劇場公開から配信までの期間が短くなっている昨今、わざわざ足を運んで映画館で視聴する動機がない

いくつかの理由は分からなくもないが、4つ目に書かれている「予期しない感情の起伏を得ることがストレス」というのには驚いた。
映画館に行ってでも見たい映画というのは、まさにそれを求めるためのものだと思っていたからだ。

20代の学生の中にも、ストレス解消のためには映画館で大泣きすること、という人もいたから、全部が全部「予期せぬ感情の起伏」を嫌っているわけではないとは思う。
それにしても、予期せぬ感情の起伏を嫌うとは、どういうことなんだろうか。

予期せぬ感情の起伏、というのは「感動」とか「感激」の類だろう。
時には「怒り」ということもあるが、そんな映画はまず見ようとは思わない映画だろう。
少なくとも見たいと思う映画は、たとえメロドラマであっても、ポジティブな「感激」を与えてくれるものだ。

まれに期待値を下回って、お金を払って見て損をした、ということもあるかもしれない。
それは「自分が悪い」とは思えないのだろうか。

常にコンテンツを早送りしたり、スキップしたりしてコントロールできているのに、映画館ではそれができない、ということもありそうだ。
それがタイパが悪い、ということになる。

30秒や1分のショート動画と、90分の映画が同じように扱われている。
消費する情報が増えすぎて、その中でもがいているのかもしれない。

なんとなく、人生を損しているように思うのは、世代の違いなのだろうか。




| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 16:39 | comments(0) | trackbacks(0) |