考えたこと2

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南米の新油田
南米のガイアナの沖に油田が発見された。
アメリカの石油会社、エクソンなどがガイアナに進出しているという、ウォール・ストリート・ジャーナルの記事があった。

ガイアナというのは、ぼくの小学校の頃はギアナという日本語だった。
国名と首都を覚えるのが流行ったとき、ジョージタウンという洒落た首都名が何となく記憶に残っている。
元はイギリスの植民地で、イギリス連邦に属している。
公用語が英語という南米で唯一の国らしい。

ブラジルとベネズエラに接している、人口80万の非常に小さな国。
どういうわけか、この国の沖合に110億バレル超の油田が発見された。
南米の最貧国から、オイルマネーで潤う国になろうとしているらしい。

「「これは世界で類を見ないものだ」。シェブロンのマイク・ワース最高経営責任者(CEO)はインタビューでそう語った。「過去10年で最大の発見となる高品質の資源であり(中略)、比類なき成長の可能性を秘めている」

110億バレルというのがどれくらいか、想像するのが難しいが、サウジアラビアの油田の推定埋蔵量が約3000億バレルというから、そんなに大きくない。
でも、貧しいガイアナにとってはビックリする発見だったのだろう。

この国、先住民は1割で、残りはインド系4割、アフリカ系3割、混血2割という構成。
イギリス領だった関係で、インドからたくさん入ってきたらしい。
ガイアナ政府の収入は、2017年以降3倍になり、経済規模も3倍になった。

OPEC(石油輸出国機構)は加盟を呼びかけているが、今のところ加盟していない。
好きなだけ生産したいという。
エクソンは港湾開発や女性の地位向上、環境保護団体にも資金を注ぎ込んでいるとのこと。
隣のベネズエラは、領土問題を持ち出して、油田の一部は自国の領土だと主張しているらしい。

こういうのを見ていると、化石燃料をゼロにする、というような話はお題目だけという気がする。

ただ、確実なのはいつかは石油がなくなるということだ。
どんなに潤沢なものでも、終りがある。
石油は宇宙からの贈り物で、無限にはないのだ。
それがいつ来るかというのは、いろんな予想があるが結局はわからない。

でも、その日は確実に来るので、脱化石燃料ということは長い目で進めないといけない。

そのためには、やっぱり核のエネルギーは危険ではあるが進めるべきだと思う。
安定したエネルギーを確保するためには、進めないといけない。
その技術を開発することが、化石燃料がなくなったときの人類を救うのだと思う。

それまでは、化石燃料に依存することはやむを得ないことだろう。


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