考えたこと2

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香港の活動家
2020年に中国の香港国家安全維持法に絡めて、香港の学生の活動家たちが気の毒だと思い、消えた香港という記事を書いた。

久しぶりに彼ら民主化の活動家たちの記事を見た。
周庭(アグネス・チョウ)氏はカナダに留学しているらしい。
「多分、一生香港には戻らない」ということで、事実上の亡命ということになる。

彼女は2020年の香港国家安全維持法(国安法)施行後、20年8月に国安法違反容疑で逮捕された。
そこからほとんど情報がなかったが、今回26歳最後の日にカナダ・トロントでインスタを更新し、留学(亡命)を発表した。
国を捨てるというのは苦渋の決断だと思う。
当然、親も家庭も捨てるということになる。

留学にあたっては、当局の厳しい指導があったらしい。
行く前には、当局の担当者と一緒に中国や共産党の発展について学習し、「祖国の偉大な発展を理解させてくれた警察の案内に感謝します」という内容の文章を書くよう要求されたという。
それを経て、ようやく留学が実現したということだ。

そういう中国を好きな人もたくさんいるようだが、なぜこういうことを批判しないのか理解に苦しむ。
もしも日本政府がそういうことをしたら、おそらく大文句を言ってデモでもするだろう。
でも、中国にはおとなしい。

もうすでに、香港警察の国家安全担当部門が、直近SNS上で警察への定期報告をしないと宣言した人物がいると指摘したうえで「法規へのあからさまな挑戦である無責任な行為を強く非難する」との声明を出したらしい。
いつ何が起こっても不思議ではないと思う。
カナダ政府はある程度はケアするのだろうか。

香港当局は、他の著名な活動家に対しても、1人あたり100万香港ドルの懸賞金をかけて指名手配している。
すでに逮捕状が取られているとのこと。

昔の、なんとなく猥雑で自由な雰囲気の香港。
それがなくなってしまって、数年。

今は民主化運動をしていた学生に、遠く地の果てまで逃げても必ず逮捕する、というところまで堕ちた。

今は彼らに平穏な生活を送ってほしいと願う。





| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:51 | comments(0) | trackbacks(0) |