考えたこと2

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映画のネタバレ
Z世代とは90年代後半から2000年代に生まれた若い人たちのこと。
Googleに聞くと、

「Z世代は、生まれたときからインターネットが普及しているデジタルネイティブ世代で、SNSネイティブとも呼ばれます。タイパ(タイムパフォーマンス)重視の効率主義、強い仲間志向、仕事よりプライベート重視、多様性を重んじるなどの特徴的な価値観を持っています。」

ということだ。

タイムパフォーマンスを重視するということで、映画館は嫌われるらしい。
Z世代の4割以上が、視聴前にネタバレを好む、という調査結果がある。
その理由は下記のようなものだ。

・映画料金を払う余裕がない(他のコトに使いたい)
・おもしろいかわからない映画に時間もお金もかけたくない
・鑑賞中、他のことができないことに対するストレス(マルチタスクで情報を消費したい)
・予期しない感情の起伏を得ることがストレス(だからネタバレを好む)
・テレビでもリアルタイム視聴以外にTVerやサブスクがあり、時間のコントロールは消費者側にイニシアティブがあるのに、映画館の上映時間に予定を合わせたり、途中で止めたり飛ばすことができないといったように、コンテンツ側に時間のイニシアティブがあることが不便
・劇場公開から配信までの期間が短くなっている昨今、わざわざ足を運んで映画館で視聴する動機がない

いくつかの理由は分からなくもないが、4つ目に書かれている「予期しない感情の起伏を得ることがストレス」というのには驚いた。
映画館に行ってでも見たい映画というのは、まさにそれを求めるためのものだと思っていたからだ。

20代の学生の中にも、ストレス解消のためには映画館で大泣きすること、という人もいたから、全部が全部「予期せぬ感情の起伏」を嫌っているわけではないとは思う。
それにしても、予期せぬ感情の起伏を嫌うとは、どういうことなんだろうか。

予期せぬ感情の起伏、というのは「感動」とか「感激」の類だろう。
時には「怒り」ということもあるが、そんな映画はまず見ようとは思わない映画だろう。
少なくとも見たいと思う映画は、たとえメロドラマであっても、ポジティブな「感激」を与えてくれるものだ。

まれに期待値を下回って、お金を払って見て損をした、ということもあるかもしれない。
それは「自分が悪い」とは思えないのだろうか。

常にコンテンツを早送りしたり、スキップしたりしてコントロールできているのに、映画館ではそれができない、ということもありそうだ。
それがタイパが悪い、ということになる。

30秒や1分のショート動画と、90分の映画が同じように扱われている。
消費する情報が増えすぎて、その中でもがいているのかもしれない。

なんとなく、人生を損しているように思うのは、世代の違いなのだろうか。




| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 16:39 | comments(0) | trackbacks(0) |

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