考えたこと2

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新しい冷戦
Wall Street Journal(WSJ)にアメリカのシンクタンクのSeth Cropseyという人が寄稿している。
「対中戦争に備えて米国ができること」という題だ。

ロシアがウクライナに侵攻して、また冷戦が始まった。
第二次大戦の終戦後、ソ連対アメリカが冷戦の構図だった。
しかし、今回の東側の主役は中国だという記事だ。

それによると、アメリカは中国との戦争に対して準備ができていないという。
中国は、少なくともアジア地域からアメリカが手を引くように求めているらしい。
その第一歩が、台湾の占領だ。

中国は歴史に学んでいるという。
それはソ連が自国の軍事力が米国の軍事力を超えるまで待てなかったということだ。
西側諸国が1980年代に大規模な軍事増強を行ったこともあり、それまでソ連が持っていた軍事力の意味がなくなった。

しかし、中国はそれを学んで軍事力を着々と増強している。
早ければ2025年にも台湾が攻撃されるという事態を想定すべき、ということだ。

現状の問題は、大規模な戦争を支える兵站力。
記事によると、

「真の問題は、米政府が冷戦後に下した国防産業の基盤を「合理化」するという決定から生じている。この合理化によって、健全なエコシステムを形成していた防衛産業のメーカーの数は一握りにまで減ってしまった。これら企業は、経営効率の面では、それ以前の企業よりはるかに優れているが、迅速に結果を出すことができなくなっている。インド太平洋地域で必要となる超音速兵器、巡航・弾道ミサイル、短距離の対艦兵器などの生産を拡大できなければ、米国は台湾をめぐる戦争に数週間で敗北するだろう。」

ぼくらが戦後70年間享受してきた平和は、意外と脆いものなのかもしれない。
本当にあと2年で台湾侵攻があるのだろうか。

その時に、日米同盟は機能するのだろうか。
その準備をするためには、今の日本の政治で何とかなるのだろうか。

相変わらずわけのわからないスキャンダルで混乱する国会を見ていると、絶望的な気持ちになる。
立憲民主党の議員が、憲法審査会はサルがやってる、などと口走ったという。
それを報道した報道機関に、法的措置を取るなどとまた口走って、もうバカバカしい状況。
マスコミも、立憲民主党も、もういい加減にしてほしい。

新しい冷戦の時代に入って、日本は気楽なことは言っていられないのだと思う。

そんな危機感が全く感じられないのは、どういうことなんだろう。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 20:53 | comments(0) | trackbacks(0) |

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