考えたこと2

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安心のコスパ
最近、安心・安全という言葉がよく出てくる。
安全は客観的、科学的にわかるのだが、安心というのは難しい。
一応、ここなら安心、という線をどこに引くのかだ。
要は、安全は客観的事実であり、安心は主観的、感情的なものだからだ。

これを左右するのはマスコミ。
日本は新聞やテレビに対する国民の信頼度が高いという。
今は若い人たちはどちらも殆ど見ないが、日本は年寄が多いからレガシーなメディアは世論の形成には影響は大きい。

東北の震災後の原発アレルギーなどは、マスコミに作られたものだと思う。
原発事故当時は仕方ないと思うが、その後も放射能を目の敵にして、どう考えてもおかしな「専門家」を出演させ、たくさんの人を避難させてしまった。
これらは、しなくてもよかった避難だと思う。
マスコミ自体が風評被害を煽っていた。
福島の農産物や水産物が売れなかったのは、ほとんどマスコミのせいだろう。

国際的な環境基準を満たしている数字で、安全というラインは科学的に引ける。
安倍政権がほったらかしにした、放射能が混じった「汚染水」などはまさにそうだ。
日本の「汚染水」を基準にするのなら、世界中の原発で「汚染水」は海に放出されている。
それはなぜかというと、科学的にそれが放出されても安全だからだ。

ところが、それは安心ではないとマスコミが言う。
風評被害があるから、心配だなどというのは、マスコミが安全のラインを報道しないからだ。
本来であれば、マスコミは世界の基準を取材して報道するべきなのに、それをしかなった。
もちろん、安全ではないという専門家もいたし、マスコミ自体はそういう専門家の意見を報道しただけだ、ということになる。
でも、視聴率のためにその人を選んで報道しているのは当のマスコミなのだ。

街のインタビューなどでも、恣意的に人を選んで放送すれば、マスコミには責任はないとされる。
一度書いたが、実際にインタビューはランダムにしているわけではなく、こういう人はいませんか?などとターゲッティングしてやっている。

コロナの報道も同じこと。
マスコミはコロナの後遺症は大変だとか、一方的にコロナの被害を述べ立てる専門家しか使わない。
すでに何度も予想が外れていても、それは追求しない。
海外に比べて、日本の被害が少ないということなど、全く言わない。
専門家会議の尾美氏が、自分の関係する病院で、コロナ関係で何百億も儲けたことなどほとんど追求しない。
感染者が欧米に対して少なく、人口あたり世界一の病床数の日本で、なぜ医療崩壊が起こるのか、ということも真相はわからない。

マスコミのインタビューや新聞の取材はもう印象操作になっている。
テレビに出てくる「専門家」はマスコミが自分の思う通りに話してくれる人なのだろう。
これが良識ある「第4の権力」だとは到底思えない。
マスコミはみんなが怖がってテレビを見てくれると、視聴率が上がって儲かるのだ。

結局、菅首相が政権を追われたのも、半分以上はマスコミの印象操作のせいだと思う。

「安全」とは違って、「安心」というのは、コストが無限なのだ。

G7でコロナの被害が一番小さいのが日本。
でも経済的なダメージはその割に大きい。
だから、ぼくは「安全・安心」をひとまとめに言われたら、それは信用しない。

コストパフォーマンスを考えないと…。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:09 | comments(0) | trackbacks(0) |