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2021.10.03 Sunday
インスタグラムの影響
WSJによると、アメリカでは、10代の少女がインスタグラムの影響で悪影響を受けている、ということがフェイスブックの調査でわかったという。
10代の少女は自分の体形に不満を感じているときに、インスタグラムを見ると、さらに自己嫌悪感が強まる、ということらしい。 多かれ少なかれ、そういうことは起こるが、最も深刻なのが10代の少女というわけだろう。 インスタグラムを見ることで、不安や気分の落ち込みを感じるという症状。 他の調査結果でも、イギリスのユーザーの13%、アメリカのユーザーの6%が自殺願望の原因としてインスタグラムを挙げた、ということだ。 同様に、インスタグラムは摂食障害の原因にもなる。 過度なダイエットを誘発するのだろう。 現在アメリカでは一日平均約2200万人の10代の若者がインスタグラムを利用している。フェイスブックは10代の利用者は500万人ということで、インスタグラムは若者のメディアだといえる。 フェイスブックの年間売り上げは1000億ドル以上であり、若いユーザー層を増やすためにはインスタグラムは重要だ。 それだけ影響力があるからこそ、いろんな問題が起こる。 フェイスブックは子供向けのSNSを作ろうと考えているらしい。 その一環で、こういう調査をしたのだ。 公にはフェイスブックは10代の若者へのインスタグラムの悪影響を小さく見せようとしているという。 利益のためには、少々のことには目をつぶろうということか。 フェイスブックはインスタグラムの子供向け版を開発しているとも書いてある。 人間はいいところを見せたいものだし、「バエ」というような言葉も虚栄心の表れのようにも取れる。 今までは、そんなことがあっても、個人の中やそのコミュニティの中で処理されていただろう。 しかし、インスタの力で、それを世界に発信することができる。 それが悪い方に働くこともあるだろう。 テクノロジーの進歩が早すぎて、それをどう使っていったらいいのか、なかなかわからない。 インスタグラムのように、ユーザーがどっと増えて、それから追いかけるようになる。 これはどうしようもないのだろうか。 日本でも掲示板への書き込みでいじめが行われたりしている。 そういうことは、どこの地域でもあるのだろう。 ネットは色々とぼくらに恩恵を与えてくれるが、闇の部分もある。 結局はどう付き合っていくかだろう。 でも、今更止めるのは難しいと思うのだが…。 |
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