考えたこと2

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小学校のICT化
早い自治体にはもう一人一台のタブレットが配布されているらしい。
本格的に学校のICT化が始まることになる。
しかし、問題は現場の人たちがそれをどう使っていくか、というアイデアがないこと。
文科省も、教育委員会も現場に問題を丸投げしているようだ。

知り合いの学校関係者に聞いたところ、現場の先生も困って、どうやってタブレットの利用をすすめるかということを必死でやっているらしい。
もうタブレットの予算は執行されており、「使わないといけない」状況になっている。

驚いたのが、タブレットに音楽のアプリを入れて、画面に鍵盤を表示させて、鍵盤をタッチして音楽の授業をする、という事を真剣に考えていること。
そのために鍵盤ハーモニカ(今は略してケンハモというらしい)を一人一台すでに持っているのに、それをわざわざタブレットに置き換えて、利用実績を上げよう、ということだ。
こんなバカげたことがICT教育の名のもとに行われている。

まず、現場の教育委員会や教員の教育をしないといけない。
今まで合理化をほったらかしてきた教育現場も悪いし、それを放置どころか助長してきた教育委員会も悪い。
教育界の一端に関わってつくづく思うことだが、ずっと教育に関わってきた人たちは、外の世界のことを知らなさすぎる。
どれだけ民間企業が世界に伍して戦っていくために知恵を絞って合理化を進め、乾いた雑巾を絞るような努力をしてきたかなど、全く知らないし知ろうともしない。
あまつさえ、民間企業は利益ばかりを求めて、公害を巻き散らかしているという時代錯誤の教員までいる始末。
これではよくならないと痛感した。
いくらこういうことをやりましょう、と言っても、誰もついてこようとしない。
まず否定から入るのだ。
民間企業が儲けた税金が投入されている学校なのにと思う。

ケンハモの代わりにタブレットを使うくらいなら、ICT化などやる価値がない。
今日もまた日本中でそんな不毛なことが続いているのだろう。

学校にどんどん関係者以外の人達を入れないと、本当に腐ってしまうぞ。





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