考えたこと2

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生きてるか、死んでないだけか
生きているか、死んでないだけか。
先週のFMシアターのテーマだった。
こういう言葉の意味は、この年になるとわかってくる。
重いテーマだ。

まだぼくは64歳で働けているが、完全にリタイアしたらどう思うだろうか。
何も義務がなくなった時、きっと思うことは変わるだろう。
全く生産活動に関わらないというのは、しんどいことだ。
それでも、何か世の中の役に立てることがあればいいとは思う。
それがどんなことかはわからないが…。

どんどん年をとって、知っている人が死んでいった時、また違った思いになるだろう。
知人が死ぬということは、自分を失うことでもある。
その人が知っていた自分が消え去ることだからだ。
ぼくはそんなに長生きするとは思えないのだが、もしも自分の知人がほとんど死んでしまったら、これはつらいだろう。
もう「死んでないだけ」とい状態になると思う。

若い時は、そんなことは考えなくて済む。
生きていることが忙しいからだ。
忙しいということはしんどいことでもあるが、余計なことを考えずに済むという美点もある。
ぼくが会社員になって、学校法人に転職し、仕事を退職するまで、全くそういうことは考える暇がなかった。

22歳で就職し、57歳で辞めるまで、今となってはあっという間だったと思う。
57歳から58歳半ばまで失業。
資格の勉強をした。

58歳の半ばから、今までは気楽な仕事をしている。
それでも、働けているだけ良いと思う。
だから、まだ「死んでないだけ」という感覚はない。

いずれ、そういう日も来る。
できるだけ遠い日になることを祈っている。





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