考えたこと2

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邪悪になるな
グーグルの企業理念は’Don't be evil’だったはずだが、これは2018年にこっそり消されていたらしい。
今や世界最大のIT企業になってしまったグーグル。
検索の技術で世に出て、そこから検索ワードからその人の情報を得て、広告に利用するというビジネスモデル。

この検索技術をタダで使えるのなら、別に検索ワードなどかまわない、と思っていたら今や世界一の広告会社になってしまった。
そのおかげで、電通は本社ビルを売る始末。
インターネットとテクノロジーに負けたということだろう。
どう考えても、不特定多数にお金をかけて広告するというビジネスはもう無理だ。
今の日本を象徴するような出来事。

グーグルの創始者の一人、ラリー・ペイジはイノベーションを起こすことが大事だと言っていたし、それが世界を良くする、とも思っていた。
インターネットは民主的なことを進めるものだ、とも考えられていた。
その証拠に、中国ではインターネットは規制されている。

しかし、グーグルに代表されるITの巨大企業は大きくなりすぎたのだろう。
グーグルは今や情報インフラの主になっている。
コンマ数秒で世界中の情報が検索できる、というインフラを作り上げている。
もはや検索技術だけの問題ではないのだ。
グーグルのクローラーが情報を集めてネット空間を走り回っている。
今やグーグルは新しい情報を集めなくても、ホームページを作ったら、どうやってグーグルの検索の上位に出てくるかを考えないといけない時代。

グーグルの今の課題は、サーバーを動かす電気だという。
そのサーバー群に支えられて、ぼくらは毎日ネットを使っている。
あまりにもその環境になれすぎて、ネットの情報が全てだと思ってしまう。
だから、グーグルが検索で引っかからないようにしたものは、世の中には存在しないことになる。
実際にそういうことが起こっている。

トランプ元大統領は今は世界に存在していないかのようだ。
Twitter社がアカウントを停止したからだ。
アメリカでは別のSNSを使ってやっているのかもしれないが、日本ではもう存在しないようなものだ。

世論をコントロールしようと思ったら、簡単にできるだろう。
徐々に自分たちが好ましくないと思う情報は、表示されないようにしていけばいい。

今はまだネット以外の情報入手元があるが、それらが全部ネットに駆逐されたら、いったいどうなるのだろうか。

グーグルは神になるのだろうか。

ターミネーターのような未来が来るのかもしれない。


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